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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』

田口&白鳥コンビ待望の復活。

Aiという聞きなれない医療用語も、白鳥さんの弁舌にかかると非常に興味深く聞こえるから不思議です。

田口先生のボケっぷりと引き締まりの二面性にも磨きがかかり、うさんくささ全開の豪華脇役陣の魅力もあって、前作よりも面白くなりそうです。藤原さんが目立ってくれそうですし(何やらパロディまで・・・)。

ちょっと雰囲気が下の『ブルドクター』に似てしまっているのが残念ですね。

次週が待ち遠しくなりそうな作品になる予感です。

 

『ブルドクター』

警察と病院、死因究明や法医学など、なぜテーマがかぶってしまうのか・・・。やはりキャラを含めたクオリティは『チーム・バチスタ』に劣ってしまっているのは否めません。江角マキコが子どもからすれば不満だらけの母親を演じているのは面白いと思うのですが。白衣姿も迫力があって、キレイです。キャリアの警察官を演じる石原さとみもずいぶん雰囲気が変わりました。吾郎ちゃんは相変わらずちょっと読めない演技をしますねー。この路線で行くのですかね。

しかし女性が主人公のドラマなのに、タイトルロゴがNHKのドキュメンタリー番組くさいのは、どういう狙いなのでしょうか。

 

『それでも、生きてゆく』

坂元裕二脚本らしい、考えさせられる重いテーマのドラマです。少年犯罪の被害者家族と加害者家族。それぞれの思いは、想像しようにもしきれません。どれほどの苦しみを背負い、生きていくのか。それでも生きていかなければならない苦痛が、癒される時は来るのか。

瑛太の乏しい表情が、やるせなさを増幅します。満島ひかりのむりやりな明るさも、悲しみを誘います。

それぞれの親を演じるベテラン俳優の演技もドラマの質を高めています。初回では柄本明が熱演でした。どちらの夫婦も離婚しているけれどその意味はまったく違う。どちらの立場に立って観るべきなのか揺れてしまうほどに、質の異なる苦しみの強さはきっと同じ。

透明感のある主題歌と辻井伸行のピアノメロディーがまるで天から降りてきた梯子のように、山あいの風景をよりいっそう美しく見せてくれます。

きっとあたたかいラストが待っているであろうことを望み、毎週心して観ようと思います。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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