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1・2を観ていないのに、いきなり3を観てしまいました。
しかし設定に不明な点もなく、自然とストーリーに入り込めました。回想と節々の表現で説明くさくなく経緯を教えてくれるところは心にくいです。
個性あるキャラクター、ブレのない起承転結、盛り上がりと大団円のタイミング。古びたこのおもちゃたちに、不覚にも心突き動かされ涙をこらえきれませんでした。
子どもと、少し大人になった子どもと、大人。いちばん大切なものはおもちゃから思い出、そして我が子へと変わっていく。人間の成長といえばそれまでだけれど、おもちゃたちはずっとおもちゃだから、思い出の箱には入りたくない。ずっと大切にされる存在でいるのを望むのは自然なこと。その思いは通じないはずだった。それでも信じることが、未来へと、奇跡へとつながる。
あくまで人間とおもちゃの境界線を超えず、それぞれがそれぞれの世界で大切にすべき思いを見失わずに守り続けたその結末は、どんなものを大切にするどんな世代の人間の胸も深く打つ、素晴らしい作品です。
小さい頃から捨てずに取っておいたおもちゃ。恥ずかしながら、ありません。もっとも長く持っていたのは、作品にも出てきたバービー人形です。今のようなアメリカン風になる前の、リカちゃん人形を少し大人っぽくした風体のやつですが(なぜかジェニーとも呼ばれていたような・・・)。ドレスを買ってもらったり、本物みたいなアイシャドウでお化粧をほどこしたり。それなりに楽しく遊んでいましたが、おもちゃ箱から取り出すこともめっきり減ったある日、血迷った私は彼女の髪をじょきじょき刈ってしまいました・・・そしていつの間にかゴミ袋へ。私のバービーもきっと、夜な夜な泣いていたのでしょうね。
『ウォーリー』などでも見事だったアニメーション技術。今回も、おもちゃの視点から描かれたゴミ処理工場が、下手なアクションものよりもハラハラさせられるほどリアルで迫力満点でした。
さすがディズニーといったところです。はずれがありません。
評価:★★★★★
(4.2)