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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『無理な恋愛』

団塊の世代である60男が、30代の女性に恋をする・・・という、

一風変わったラブストーリーです。

ただのオッサンなら観る気はしないのですが、

主役である堺正章は、若かりし頃は売れっ子バンドのメンバー。

今も音楽業界で幅をきかせ、

バツイチですが、高級マンションにひとり暮らし、お洒落で小粋、

実にセレブな生活を送っています。

一方の夏川結衣、女優をめざして上京したものの現実は厳しく、

ダメ男(ヒモ)にうんざりしながらも淋しさをまぎらわせるために同棲しています。

『青い鳥』のあの透明感のある美しい人妻の面影はどこへやら、

最近はこういうきっぷのいい姐さん役が多いようですが、

本当に女を捨てかかっている疲れた30代に見えますから、

幅の広い女優さんだなと思います。

見ず知らずのおじさんを家に入れて、しかも看病とはいえ濡れた服を脱がせてしまう、

設定にはかなり無理がありますが、

ちょっとこの恋の行方が気になってしまいます。

ダメ男役であるチュートリアル徳井の演技に見るものはなにもありませんが;

本当にこんなダメ男、どこかにいそうですね。

 

『ラスト・フレンズ』

心に闇を抱える若者たちの物語です。

人には言えない孤独を癒すためシェアハウスに集い、賑やかな夜を過ごしながら、

秘密を宿す胸は痛むばかり。

DVや性同一性障害というテーマは重いですが、

今をときめく若手俳優ばかりなので、抵抗なく観られます。

長澤まさみと錦戸亮の演技にもう少し深刻さが増すといいかなと思いますが、

髪をバッサリ切った上野樹里に、「のだめ」の面影はありません。

もちろん『ジョゼ』の厭な女っぷりや『亀』の変人味もありません。

やっぱり、表現力あるのかな・・・?

まだ明らかにならないタケルやエリの秘密、

冒頭で流れていた未来の美知留の妊娠の相手、

目の離せない展開になりそうです。

宇多田ヒカルの主題歌もとてもいいですね。

 

『花衣夢衣』(2回目)

おおっ! ドロドロしてきた、いーぞー!

しかし、ビックリしたのが将士さん、

『喜多善男』に出ていた借金取りじゃないですか!

ジャージに金ネックレスで「ハイ、ハイ!」言ってた人と同一とは思えない・・・。

すっかり呉服屋の若旦那が板に着いて。

純情なのかそうでないのかよくわかりませんが(笑)

あの効果音も聞こえないし、邦楽器の違和感もなくなってきました。

 

『篤姫』(2回目)

江戸にやってきました。

まだまだ無邪気な少女なんですが・・・。

ちゃんと大奥を統制できるの、篤姫っ?

家定とのカラミがとても楽しみです。堺雅人さんは、本当に達者です。

瑛太の小松帯刀は、薩摩隼人の真逆を行くような女々しい言動が目立ちますが、

これは、後半に向けての布石なん・・・です、よね・・・?

ちゃんと優秀な家老になれるの、尚五郎っ?

不安でいっぱいの大河です。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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