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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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前期、『花より男子2』の最終回を見逃すという痛恨のミスを犯してしまいました・・・。

最近、最終回「だけ」見逃すことが多いです。

今期は忘れないようにしよう。

 

『セクシーボイスアンドロボ』

7つの声と、優れた聴覚を持つ中学生・ニコ(セクシーボイス)と、

ロボットオタクの須藤(ロボ)がスパイとして活躍するという、

いかにもマンガみたいな漫画原作のドラマです。

これが、オタク主人公のドラマを作ったこともある某局だったら、過剰演出が鼻についていたところでしょうが、

こちらはさっぱりしていて自然に作品世界に溶け込めます。

松山ケンイチの抑えた演技のおかげもあるでしょう。いい役者ですね。

なかなか借りられない『DEATH NOTE』を観るのが楽しみです。

ニコは不思議な魅力。大人びた中学生ながら生意気でなく、あどけなさは残しつつロリ系でない、

『SAYURI』で話題になった大後寿々花、役作りが上手いです。

いかにもマンガチックなタイトルのせいで、視聴率を落としているように思いますが・・・。

 

『わたしたちの教科書』

学生時代、教師が大嫌いでした。

テストの最後に《学校生活で思うことを書きなさい》とあったので、

「教師は矛盾や嘘ばっかりだ。なにが聖職者だ。最低だ」と書き連ねたら、

返す時に、先生に「職員室で回覧したからな」と睨まれ、

「おぅおぅ、好きにせいや」と鼻で笑い飛ばしたことも。

毎年担任には嫌われていましたが、別に行儀よくまじめなんてできやしなかったわけではなく、

夜の校舎窓ガラス壊してまわったわけでもありません。

むしろその対極にいたので、機嫌を取ろうとしてくる教師もあり、

ますます教師嫌いに拍車がかかったわけですが。

ふー、あの頃は若かったぜ・・・。

今はもう学校が絶対なんて時代はとうに過ぎ去り、むしろはなから信用されていない風潮です。

そのタイミングに、あえてこのドラマ。

生活や性格が破綻した教師や、閉鎖的な学校が、

果たしてどのように権威を復活させ、病んだ生徒を救い出していくのか。

もう、金八先生のような理想主義(あえてこう言う)は通用しません。

脚本家の挑戦に期待します。

菅野美穂はあいかわらずかわいいです。真似してみたい・・・。

伊藤淳史も、電車男のイメージが強かったのですが、

環境に流されやすい若者にぴったりでした。

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