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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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今年も、熱い夏が幕を閉じました。

 

思わぬ大差がついてしまった決勝戦。

150球以上を投げた準決勝でも最後まで140km超の直球を維持した島袋投手の、うってかわった変化球主体のピッチングに、相模が面食らって最後までついていけなかった印象でした。

沖縄悲願の夏制覇。それと同時に春夏連覇。

偉業達成の感動よりも、バッテリーのクレバーな配球や甘い球を逃さず振り抜く打線の破壊力に圧倒される戦いぶりでした。準決勝で序盤に5点をリードされても、ベンチは落ち着いていたといいます。そして徐々に相手を追い詰めての逆転劇。王者の貫録、でしょうか。決勝で大量リードを奪っても浮足立たず、自分たちの野球を貫きました。その精神力たるや、感服に値します。

 

悪いようには見えませんでしたが、興南打線に飲み込まれてしまった一二三投手。横手投げにフォームを変えるには勇気のいったことでしょう。実際、球威が落ちてスカウトの評価は下がったと聞きます。しかしそれも甲子園への夢を優先してのこと。決勝まで上りつめたのは、自身の涙ぐましい努力の結果です。

 

快晴続きで順延もなく、あっという間に過ぎた15日間でした。

それにしても思うのは、歴史ある大会とはいえ気候は明らかに亜熱帯化しています。記憶にわずかに残っている、PL学園が春夏連覇を果たした23年前は、30度を超える日すらめったにありませんでした。それが今や毎日が猛暑日。甲子園のグラウンドは40度を超えているといいます。こんな気温で連日プレーする選手に悪影響がないはずありません。準々決勝を2日に分けたところで結局2チームは連投になります。地方大会では存在する休養日をなぜ設けないのか、運営上の問題とかタイガースとの兼ね合いとか、いろいろ弊害があるのは理解できますが、未来ある才能の芽を潰さないためにも日程の変更をいいかげん考えるべきではないかと感じます。

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