品格

うーむ・・・。

朝青龍の引退を知り、タイトルの言葉の意味について考えてしまいました。

あの本が流行らなければ、問題行動の多い横綱に対し「品格」「品格」と騒ぐこともなかったのではと。

 

もちろん暴力はいけません。ましてやパワーを武器に商売をしている人間であるならばなおさらのこと。朝青龍の行動は、何らかの処罰が与えられるべきものです。

上がることはもちろん下がることもできない横綱という地位であれば、すなわち進退を決せねばならないということ。

ここ最近、まったくといっていいほど良い話題のない相撲協会としては、「横綱を解雇」という不名誉な歴史は作りたくないでしょう。朝青龍もそれくらいは、理解できていたのでしょうね。

「引退」ならば、いずれ人々の記憶からは消え去っていきます。

相撲界がこれからあかるい話題を提供できるのであれば、ですけれど。

 

「品格」はともかく、朝青龍がすばらしいアスリートであったことは否めません。

経緯は置いといて、いち相撲ファンとしては、惜しまれる引退です。

 

さんざんこきおろしておいていきなり持ちあげるマスコミの報道ぶりにはうんざりですが。