命の期限

母からメールが届きました。

今度は、マイが弱っていると。

 

病院に連れていったら、脱水症状と診断されて点滴を打ってくれて、

少し調子は良くなったようですが、

先生が言うには、この夏を越せるかどうかというところらしいです。

 

ミーコのことがあって、命はいつか失われるものなのだと自覚させられたけれど、

叶うものならば、もう二度とあんな哀しい思いはしたくない。

 

これから迎える命より、

失っていく命のほうが多いでしょう。

それでも人は生きていかなきゃならない。

いろんなものを失いながら、自分自身を失う日まで。

 

ミーコもマイも、私を成してきた一部です。

とてもとても大切な存在を失うのはつらいけど、

それも宿命なのだと、今は思います。

 

せめてその瞬間が、彼女にとって安らかなものであるように、

それまでの時間が、彼女にとって満ち足りたものであるように、願います。