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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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今期ドラマは不作だと言われていましたが、

私の観ている2本は、視聴率はともかくたいへん完成度の高いすばらしい作品でした。

感想は1期に1回のつもりだったのですが、

最終回を前に、振り返ってみたいと思います。

 

『セクシーボイスアンドロボ』

現実問題としてはつっこみどころ満載なのですが、

そういうのを全部とっぱらってみると、エンターテイメントとしてとてもおもしろいし、

またキャラクターひとりひとりも個性的で、ぜひ続編を作ってほしいと思える作品です。

やはり主役のふたり(松山ケンイチ・大後寿々花)は、

最後まで雰囲気を壊さず、いい関係を築いてくれました。

サブキャラの浅丘ルリ子と岡田義徳も、いい味出してます。

 

1話の『三日坊主』は意表をつく話でした。

ロボットオタク。女子中学生。テレクラ。スパイ。爆弾。生と死・・・。

いろんなものをつめこんでおきながら、きっちりした世界観におさまっている。

渦中の中ゲスト出演した中村獅童、やはり上手いです。

2話、『ごぼ蔵』。

実は私、この評判のすこぶる良かった2話だけ見逃していたのです。

ところが諸事情あって7話を放送できなくなり、急遽2話を再放送するというかたちになったので、

7話ゲスト予定だったモロ師岡は惜しいものの、全話見逃すことなく堪能することができました。

ドラマを観て、ひさしぶりに泣きました。本当に「いい話」でした。

3・4・5話は少しトーンダウンしたものの、

6話『ZI』のりょう&小木茂光、

7・8話『プッチーニ』の小林聡美&ともさかりえ&もたいまさこで、息を吹き返しましたね。

9話『幸子』は、トリ前にしては地味でした。7話やってほしかったな・・・。

モロ師岡、DVD借りて観てしまいそう。

 

さて、来週は最終回。

公式ページによれば、三日坊主が復活する模様!

ロボとニコは、どんなラストを迎えるのでしょう?

お別れが淋しいドラマもひさしぶりです。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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