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”菊聖公一&藤原道山ジョイントライブ”
行っておかなきゃ損とばかりに、
炎天下、奈良町の坂を登る。
自転車にしなくて良かったです。
《くるま座》という、町屋を改造した風情ある場所で行われました。
演者と観客の距離が近いせいか、アットホームですね。
邦楽に限らず、こういう演奏会は良いと思います。
曲目は『名取川』『袖香爐』『末の契』『菊の朝』。
個人的には『袖香爐』が気に入りました。
追善の曲だそうですが、全体的に哀調を帯びています。吹いてみたい。
藤原道山さんは都山流なのですが、
そういえば琴古と都山では手が違うのでしょうか。
いちばん聞きなじみのある『末の契り』を聞いていて思いました。
それにしても、さすが「尺八界の貴公子」。
お客の90%は女性でした。
最後にサイン入りCDと色紙が当たる籤引きがあったのですが、
さすがにこちらは外れました。残念。
近くで聞いたのははじめてなのですが、
道山さんの音色は、さすがに雅です。
ある時は竹林を吹きぬける一陣の風、
ある時は穏やかに降りかかる木もれ陽。
心地よく耳の奥に舞いおりてきます。
充実した土曜日の午後を過ごさせて頂きました。