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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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最近、漫画喫茶にこもりきり。

なぜかといえば、そう、タイトルの通り、

『ガラスの仮面』に夢中だからです!

 

男子たる者必ず『三国志』の洗礼を受けるように、

女子は必ず一度は『ガラカメ』にハマるのです(たぶん)。

 

高校の時にクラスで流行っていて、

「そんな20年も前のマンガ本当におもしろいの?」と半信半疑で手に取ったが最後、

もうマヤと亜弓と真澄さまが頭の中をグルグルグルグル・・・。

しかもまだ完結していないではありませんか! ああ、気になる気になる!

 

・・・それから早や10年以上経過しております。

まだまだお話は続いております。

「私の命はもう長くない・・・」と序盤から持病を抱えていた月影先生、もう30年も永らえております。

幻の名作『紅天女』の全容、ハードルは棒高跳びも真っ青なくらい上がっております。

が、よーーーやく連載も再開されて、どうやらラストに向かっているようです。

最近新巻も発売されて、さあ、読もう! と漫画喫茶に行ったはいいものの、

展開がウロ憶えのために、また1巻から読み直しているのです。42巻分(泣)。

1日では絶対に足りません・・・。

で、またまたハマってしまったわけです。

舞台は80年代ですから、登場人物の設定も服装も台詞回しもすべて昭和の匂いなのですが、

なぜか気にならないのですよね。

マヤの天才ぶりに嘆息したり、

亜弓のコンプレックスになぜか共感したり、

真澄の切ない想いに胸を痛めたり、

時代を経ても感動は変わりません。

だからこそ、なんだかんだ言われながらも連載を続けていられるのでしょうね。

 

アニメは知りませんが、ドラマは観ていました。

普段は平凡なのに演劇に関しては天賦の才を持つ少女・マヤは安達祐実。

「チビちゃん」で演技力があるといえば、当時ではこれ以上ないキャスティングでしたね。

演劇界のサラブレッド・亜弓役の松本恵は、ちょっと物足りなかったかな。

笑えるくらいにハマっていたのが月影千草役の野際陽子。

漫画から抜け出てきたかと思うくらい、そのまんまでした。

今でも原作を読むと、千草のセリフはすべて野際陽子の声で再現されます。

真澄さま(なぜかこう呼んでしまう)の田辺誠一はこれで初めて見たのですが、

本当にカッコよかったです。ファンになりました。

今だったらマヤが志田未来、真澄さまは玉山鉄二かなあ。

亜弓はむずかしいです。

主人公のライバルといえば、憎まれ役が多い中、亜弓はマヤよりも人気がありそうですね。

私も亜弓にいちばん思い入れがあります。

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