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死期の近づいた人間に接近し、その死を「実行」するか「見送りするか」を決める死神。
ミュージックが大好きで新しい日本語には疎い千葉の今回の対象者は、
対象者である不幸を絵に描いたようなOL。
偶然出会った相手(死神)を風変りな男(人間)と信じ、
ちょっとイイ雰囲気になりそうなところは、
『ジョー・ブラックをよろしく』を彷彿とさせますが、
あの死神はたまたまブラピに憑依しただけで、
中身はリュークみたいなのかもしれないことを考えると、
今回の死神・千葉は「そのもの」なので、
「こんな死神ならいいかも」と考えるところで、
すでに作り手の罠に嵌ってしまっているわけですが、
そのシチュエイションに合わせて、
ある時は真面目な青年風、
ある時はヤクザ、
ある時は流浪の画家、
さまざまな姿に変身する金城武は見ものです。
物語自体は平坦で、伏線もありきたりですが、
ラストの美しい風景と金城武のコスプレが楽しめれば、
まあ、いいんではないでしょうか。
評価:★★★★☆(3.2)