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「『シックスセンス』のM・ナイト・シャマラン監督」・・・とジャケットにありますが、
『シックスセンス』はもう10年も昔の映画です。
そのあとに何本も映画を発表しているにもかかわらず、
いまだに出世作の冠詞で呼ばれ続けているのは、どうなんでしょうね。
・・・と、のっけから辛口になってしまいましたが、
『シックスセンス』を観ていないので、監督の手腕がどれほどのものか知らない状態で、
『サイン』『ヴィレッジ』を観た身としては、懐疑的になってしまうのも仕方がないと思います。
街からミツバチが消えた。
間を置かずニューヨークのセントラルパークで、次々に人が自殺していく奇妙な現象が起きる。
テロか? ウィルスか? アメリカ東海岸は大混乱。
・・・というパニック映画のはずなのですが、
誰もパニックになっていませんでしたね。
みんな落ち着いて列に並んでるしね。人の話も聞くしね。罵声も飛び交わず暴動も起きない。
いやー、アメリカの人たちって冷静なんですね。
主人公は科学者の割になんの根拠もない「原因」を頭から信じ込むし。
主要人物が死なないのはお約束としても、こっちをヒヤヒヤさせるようなピンチくらいあっても良かろうよ。
死なないってわかってるにしろ、「現象はいつの間にか終わっていた」・・・って、そらあんまりや。
で、嵐が去ったあと、仲良しに戻った主人公夫婦はのんきに子作りに励みウキウキしているし、
テレビのコメンテーターはのんきに「またどこかで同じことが起きれば」とのたまってるし、
本当にどこかで同じことが起きるような暗示を残してエンディングを迎えるのですが、
「・・・・・・だから?」
『サイン』も『ヴィレッジ』も予想を超えた(悪い意味です)ドンデン返しがオチだったのですが、
この映画にはなんにもなかったですね。
結局あの『ドラ〇もん』で展開されているような理論が原因だったということですか。
科学的下地がきっちりしている分、『ドラ〇もん』のほうが余程優れたエンターテイメント作品ですけどね。
いや、ビックリ。
どうしてこの映画を商業ベースに乗せることができたのか。
これこそまさにハプニング。
評価:★☆☆☆☆