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さて、さんざん時間をつぶしたのは、
19時から京都会館で開演する『THE WINDS OF GOD』の観劇のためでした。
金曜だからかもしれませんが、19時開始はちとツライですね。
家に帰ったら23時半でしたよ・・・。
まあ、それでも苦にならないくらいのお芝居です。
2年前幕を下ろしたはずのこのお芝居ですが、今回は20周年記念で再演となりました。
20年間ほとんど手を加えられることなく、
ひとつひとつの台詞を言えるくらいに憶えてしまった脚本ですが、
感動は色褪せることはありません。
つい先日も、特攻隊を基地で見送った女学生《なでしこ隊》のドラマを放送していました。
戦争の記憶も実感も遠ざかり、
争いのない世を祈ることはもはや「空想平和主義」と罵られるまでになってしまいましたが、
平和を思うことがなぜ悪いのでしょうね。
20年前には考えられなかったようなことが次々に起こり、
「もはや戦前」と今井さんが懸念する時代になってしまいましたが、
死を迎えるまでを懸命に生き抜いた彼らは決して特別な人間ではなかったこと、
今の私たちと何ら変わりのない若者であったこと、
その日々を途絶えさせる権利など誰にもあろうはずがないこと、
与えられた命を尊いと思うこと、
あたりまえのことに感謝すること。
忘れかけようとしている本当に大切な思いを圧倒的な迫力でしらしめてくれる舞台です。
帰り道、派手なカッコの男の子がふたり、
「やべえ、めっちゃ感動した」「俺うるうるきてた」と話しながら去っていく姿に、
少しあたたかい気持ちになりました。
なぜかいつもより年配のお客さんが多いように感じましたが、
メッセージはどんな年代の人にも届いたでしょう。
今井さんや他キャストの方も、年齢的なものでしょうか、
年々パワーが落ちていくように感じますが、
ぜひ次世代に引き継いででも続けていってほしいと思います。
今井さんが撮影した映画版WINDSは、マスコミではなんちゃ話題にものぼっていませんが、
アメリカ・ペンシルバニア州の映画祭外国語部門の最優秀賞を受賞しました。
アカデミー賞三部門制覇を夢見る今井さんの、偉大な第一歩。
これからもずっと応援していきます。