私の魔法使い

母と、夏にできたばかりの《IKEA鶴浜》に行ってきました。

別に、なにが欲しいというわけではないのですが、

こういうお店は見て回るだけで楽しい。

休日は、駐車場待ちの車が長蛇の列らしいですが、

今日は平日とあって人も少なく、ゆっくり回ることができました。

 

返す返すも、引っ越し時期にお店がなかったのが口惜しい。

家具も雑貨も安ければデザインや使い勝手が悪いのは仕方なしと、

ニ〇リやコー〇ンで妥協したのですが、

次の引っ越しはぜひこちらで揃えたいですね。機会があれば、ですが。

 

クッションもハンガーも豪快に山積みされています。

なにもかもがお得な気がしてきて、 

せんたくばさみ30本セットとか、お皿16枚セットとか、タッパー17個セットとか、

「ぎょーさんあってもしゃーないやん」的なものもついつい買ってしまいそうになる危険地帯です。

結局、トイレブラシと大判フライ返しと食器洗い用ブラシをケチケチ買いました。

あと、紅茶用ポット。これでがばがばお茶が飲める！

 

さて、母方の祖母の家は、そこから歩いて20分ほど。

いとこの中でいちばん小さいせいか、祖母は私をとりわけかわいがってくれました。

夏休みには入りびたって、たくさん遊んでもらいました。

近くに住んでいるのに、訪問するのは10年ぶり。顔を合わせるのも結婚式以来かも？

ずいぶん無沙汰をしてしまいました。

  

「ま～、また大きくなったんと違う？」（もう背は伸びないよ、おばあちゃん！）

「帰り道わかる？　送っていったほうがいいんと違う？」（もう小学生じゃないよ、おばあちゃん！）

祖母の中では、私はまだまだ幼な子のようで・・・。

 

もう90歳を超えていますが、まだまだ元気で安心しました。

不良児ばかりの我が家きょうだいですが、私を含め、祖母の中ではみんな「とってもいい子」です。

そしてその不良児も、なぜか祖母の前では「いい子」になるのです。

祖母は不思議な魔法使いのようです。

 

帰り道、振り返るといつも窓から手を振ってくれていた祖母ですが、

今はもう立ち上がるのも難儀だし、ないだろうなあ・・・と 思いながら振り返ると、

手を振ってくれていました。

いつ振り返っても振ってくれていました。

 

ありがとう、おばあちゃん。