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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『クレオパトラな女たち』

早々に打ち切りが発表されて、どうまとめるのかと思ったら、ずいぶん駆け足の最終回でした。

あと2話もあれば、じっくりとそれぞれの心情を描けたはずなのに、残念です。

放送中、裕の人気が出たのか、脚本家が好きなキャラだったのか、途中からやたらクローズアップされていました(例:シャワーシーン)。もしこのキャラがいなければ、打ちきりでももっとスマートな物語になったかもしれませんし、ゲイという特性を生かしきれなかった消化不良な最終回でしたが、切なさはバッチリ伝わりました。大河にも出演が決まった綾野剛、ブレイク寸前の模様。

市井先生と峯太がホテルから同伴出勤(デキちゃった)は、ウーム、な展開でしたが、思いを告白する場面はちょっとキュンキュンしてしまいました。つくづく、打ちきりさえなければもっとキュンキュンできたのに・・・と惜しい思いでいっぱいです。それにしても、あの非人道的な夫と姑とあと17年も暮らさなければならないのかと思うと、私なら発狂モンですね。

視聴率の低さは目玉のないキャスティングと興味をそそらない題材のせいだと思いますが、じゅうぶん鑑賞に値する良質なドラマだったと思います。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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