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『梅ちゃん先生』
キャスト的にも題材的にも主題歌的にも惹かれるところはなかったのですが、惰性で録画したものをそのまま観ています。
前作があまりにも前衛的だったためについつい較べてしまいそうになりますが、そもそも、【朝ドラとはこういうもの】なのかもしれません。
ドジっ子ヒロイン、それを厳しくも温かくも見守る家族や幼なじみ、恋をしたり夢を見たり、そして最終的には賢妻として夫を支えたり立派な職業婦人になったり、みたいな。
ですのでコンセプトとしては間違ってはいないのでしょうが、あまりにも登場人物に魅力がない・・・。
というよりも、梅ちゃんに魅力がありすぎて、他が完全に薄ボケてしまっているような・・・。
梅ちゃんはこの20年前の少女漫画のようなヒロイン像を、イラッとさせることなく素直に演じているなあと思います。六ちゃんよりもずっと愛嬌があります。お肌ツルピカなところも可愛い。
しかしその周囲といえば、頑固なだけの親父と戦時中なのにお化粧バッチリの母親と存在感のまるでない祖母と、ヒロインのあて馬なだけの姉とイジケているだけの兄と、ルックスしか取り柄のなさそうな幼なじみという、まるで将来性を感じない造形。むしろチョイ役だったヒロシ君がいちばんイキイキしていたような気がします(十数年後イケメンになって現れ生涯の伴侶となってほしいくらい)。
これから梅ちゃんの世界が広がっていくにしたがって、魅力ある人たちがたくさん登場することを願います。
それにしても、朝ドラは女性が主人公のことが多いので、やはり女性脚本家のほうが視聴者の共感を得られる作品を提供できるのではないかと感じます。『おひさま』も理想郷のような描き方でしたし・・・。それと逆に大河ドラマはやはり男性脚本家のほうが良いのではと思います。差別的な思考かもしれませんが。