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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『闇金ウシジマくん』

最後は意外にもホロリとさせられてしまいました・・・。

とりあえず、小堀(中村靖日)に救いのある終わり方で良かったです。なぜかこの人には幸せになってほしいと思ってしまうんだな・・・。『運命じゃない人』からのイメージが強すぎるせいか・・・。

板橋(山中崇)は今回も怪演でした。次はもっと善良な人間の役柄を観てみたいです。

で、結局千秋の行く先はどうもうやむやな感じでした。ウシジマに影響を残していったのはわかるのですが・・・もしかしたら、続編があるのでしょうか。

ストーリーも演出もシンプルで、30分でも満足のできる作品でした。

 

『秘密』

原作を読んだ時には、直子にまったく共感も好感も持てませんでした。藻奈美の人生を尊重したいという思いはわかるのですが、それにかこつけて青春をエンジョイしているようにしか見えなかったからです。平介目線で物語が描かれていたからかもしれませんし、もともと東野圭吾の描く女性がどれもこれもとんでもなく魅力がないからかもしれません。

このドラマで、ようやく直子の苦悩と葛藤を理解できたような気がします。

ドラマ内では、原作で私が解釈したように「結局藻奈美の意識は戻らず直子が藻奈美を演じてきっていただけだった」という作り方にはなっていませんでした。直子側の描写もあるだけに、学校で友達に会ってはしゃぐ「藻奈美」、山下公園でお母さんと泣き叫ぶ「藻奈美」が「直子」の演技だとするにはあまりにも徹底しすぎなのですが、それだと花嫁姿で平介を迎えた「直子」を示唆するような「藻奈美」の無表情と齟齬をきたすような気がするし、このあたり制作者の意図がわかりません。

しかし平介が実際に文也を殴り、指輪をはずすラストシーンはとてもよかったです。原作よりも爽やかにエンディングを迎えることができました。原作では、読解力に乏しいせいかどうも直子の決意が読み取れなかったんだよなあ・・・。

志田未来の演技はやはり素晴らしかったです。とくにラスト、石田ひかりとダブって見えるようでした。

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