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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『おひさま』

朝ドラらしい、というか、動乱の昭和を生きた女性の半生というオーソドックスな物語のようです。

これまた『ゲゲゲの女房』『てっぱん』の流れそのままに観てしまったわけですが、前2作とも色が違っているので、それぞれ楽しめます。井上真央というある程度顔の売れた実力派なのも、逆に安心感を持って観られます。

どうなっちゃうの!? というハラハラ感を抱かせるには物語の進行を待つしかないようですが。

オープニングがやけにあっさりしていますが、主題歌はあったほうがよいのかな、という気もします。「ひまわり」が名曲すぎただけに。

しかし斉藤由貴はすっかり貫禄ついたお母ちゃんみたいになっていますね・・・あんなに可憐だったのに・・・。

 

『新選組血風録』

さしたる宣伝もなくヒッソリと始まったBS時代劇。

司馬遼太郎作品の新選組は『燃えよ剣』よりこちらを先に読みました。キャラクターが生き生きとしていて相当おもしろかったです。やはり、自分の中の新選組像を作り上げたのは、司馬作品でした。

大河の『新選組!』、あれはあれで面白かったけれど、大河ドラマとしてはイマイチでした。1998年にテレ朝で放送された連ドラでの渡哲也&村上弘明&中村俊介がカッコよすぎて、そのイメージができあがったせいかもしれません。『龍馬伝』の原田泰造はオリジナリティがあって良かったですが。

さてこのドラマ、キャスティングが地味・・・いえ、渋すぎます。

知名度はあれど永井大・宅間孝行を持ってくるとは、さすがNHKと言わざるをえません。しかしこれが不思議なくらいにハマっている! 永井大は、ちょっとヤンチャさを残しつつ近藤を敬愛しながら組織作りに苦悩する土方像そのものです。宅間孝行も生真面目で一途っぽい。沖田役の辻本祐樹も無邪気で陽だまりのような透明感をよく表しています。司馬作品が好きなスタッフがイメージを壊さないように人選したのでしょう。芹沢役の豊原功輔も演技派らしいヒールっぷりです。しかしこれはやはり佐藤浩市のほうがカッコいい。驚いたのが、新見錦役に細見大輔発見! キャラメルボックスでは何度も新選組の隊士役を演じていましたが、まさか悪側の新見役とは・・・。ひさびさに拝見して感動しました。いつの間にか退団してしまっていたし・・・。あいかわらずいいお声~。

第一話の「虎徹」は原作でも印象深い話でしたが、味つけも良質でした。今後の展開にも期待大です。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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