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『ロード・オブ・ザ・リング』では物語よりも登場人物のカッコよさに見惚れました。
人気があったのは断然エルフのオーランド・ブルームだと思いますが、
人間アラゴルンのシブさも捨てがたい。
エルフの女性との種族を超えた恋・・・。
こりゃ遠い昔の夢見る少女時代のトキメキを蘇らせる重要ポイント。
そういうわけで、ヒゲを落としたヴィゴ・モーテンセンを見た時は、
「ただのオッサンやないかーい!」とがっかりしたワケですが、
ドッコイ惚れ直してしまったのがこの作品。
舞台はロンドン、
助産婦アンナの勤める病院に運び込まれた少女は、女児を出産したのち命を落とす。
一冊の日記を残して。
少女の身元を探し日記にはさまれていたカードをもとにロシアンレストランを訪ねたアンナは、
運転手のニコライと出逢います。
実はそのレストランの店主は、ロシアン・マフィアのボス。
そうとは知らず危険に身をさらそうとするアンナやその家族に、
ニコライはなにも言わず手を引くよう忠告します。
マフィアの一員のはずである彼のさりげないやさしさ。気の利いた台詞。
これは男女関係における重要なキーワードです。
観ている側としてももちろん、ニコライの謎めいた香りに惹かれていくわけです。
この映画の最高潮は、「サウナで強襲」。
なんでマフィアが銭湯やねんと思っていたら、こういう展開が待っていたんですね。
武器を持たない相手に屈強な男ふたりがナイフをふりかざす。
普通ならあっさりやられて終わりなのでしょうが、
物語上、ニコライがスーパーサイヤ人並みの強さを発揮して勝ってしまうわけです。
まあ、サウナなわけなので、丸腰どころか素っ裸なのですが、
それで飛んだり跳ねたり転がったり、
そりゃもう目が離せないサービスショット迫力なわけです。
ほかにも、全身タトゥーとか、さながらヴィゴのPVのような映像が続くわけですが、
御齢50歳とは思えない、美しい肉体でございました。
ラストは「アレ?」と肩透かしをくらいましたが、
ベタなオチよりは良かったように思います。
人身売買の問題など、社会的要素もはらんでいるのかもしれませんが、
全部ヴィゴの肉体美の前では色あせてしまいましたね。
はれ、骨抜き。
評価:★★★★☆(3.8)