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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)

『聖なる怪物たち』(最終回)

まあ、サスペンスにはとくに、

( ゚д゚)ポカーン

となる最終回が多いとは知っていましたけれども、これもそのパターンかあ・・・。

伏線がまったく回収されないまま、メデタシメデタシとは・・・。

中谷美紀、長谷川博己、勝村政信、鈴木杏、小日向文世など、クセモノ俳優をこれでもかと揃え、岡田将生と大政絢という新進の若手にくわえて思いがけない加藤あいの怪演と、昼ドラチックな展開で、なかなか観どころのあるドラマだと思っていたのですが・・・。

7回目の予告で「次回最終回!」と聞いて、イヤな予感はしたものの、まさかここまでとは。

視聴率が振るわないため打ち切りだったとか、いや全8回はもとから決まっていただとか、いろいろ憶測が飛んでいますけれども、とりあえず8回だろうが11回だろうが、用意されていた結末がこれだと、ダメドラマに終わったことには変わりありません。

もったいないキャスティングでした。とほほ。

 

『カーネーション』(承前)

尾野真千子編が終了し、夏木マリによる老年期編が始まりました。

店や街の風景も、キャスティングもガラッと変わり、いきなり登場した孫の積み木崩し物語にはちょっと肩透かしをくらってしまいました。

それまでが素晴らしすぎたのでしょう。とくに、尾野真千子編の最後の土曜日は、2回観て2回とも号泣しました。

ハルさんがおばあちゃんのようだ、と以前に書きましたが、千代さんもおばあちゃんでした。むしろ、こちらのほうがより近い。美しい麻生祐未がここまで老女を演じることができるとは、思いもしませんでした。痴呆が始まりとっくに亡くなった善作を探して徘徊してしまう場面、たまらずに叱責する糸子、さりげない思いやりを見せる恵さん(そのあと冬蔵めがけて疾走するのには泣き笑い)。そしてようやく善作の姿を見つけた瞬間。ああ、祭りの夜にはきっと毎年戻ってきて、こうして皆とお酒を飲んでいたのだろうなあ・・・。老いるとは、切なくて痛いことで、それでもきっと千代さんは幸せな生涯を終えたのだろうと、空白の12年間に思いを馳せました。

そして今度は、糸子本人がその老いに直面する場面。

ひとりになっても生きていく、と宣言した糸子。しかしそれはあまりにも孤独で辛くて、めげてしまいそうで。

家族は皆いなくなり、商店街の繋がりも消え、オーダーメイド店主としての意地を理解してくれる人もいなくなった。

何度時代に潰されかけても、懸命に生きてきた糸子。これからも、老いにも死にも痛みにもへこたれることなく、糸ちゃんは強く生きていくに違いない。これまでのように、前だけを向きながら。それを最後まで、見届けたいと思います。

最初の一週間は、助走みたいなものだったと思うことにしましょう。

しかしそれにしては、演出があまりに酷すぎて、きっと離れてしまった視聴者もいると思います・・・。そういえば、この肩透かしは周防さんが最初に登場した週にもくらっていたことを思い出しました。同じ演出家やないかい! ほんま、あのもっちゃり感は二度とごめんやわ。

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<ヤスオーのシネマ坊主>

 結局主人公の母親が工場で事故で死んだのは、本当に工場の事故で死んだのですね。ここは絶対に伏線になると思ってずっと考えていたのですが、まったく何もありませんでした。主人公達が撮っていたビデオにも、後半まで引っ張るほどたいしたものは映っていないですね。あそこまで引っ張るなら多少のどんでん返し的なものを入れないとダメです。主人公達の理科の先生は、20年前にエイリアン研究チームに入っていたという設定ですが、本当に大した情報を持っていない人ですね。だからこそ20年も普通に先生をやっていたといえば、そのとおりなんですけど。

 あと、人間をバリバリ喰っていたエイリアンはただ自分の星に帰りたかっただけなんですね。ということは悪者は軍隊の方ですか。こういう陳腐な設定になっちゃうと僕はもうダメなんですよ。子どもも楽しめる映画であってほしいということであくまで善悪をはっきりさせたいというならば、主人公の身近に黒幕を一人ぐらい入れても良かったのではないでしょうか。

 けなしてばっかりですが、前半は面白かったですよ。僕はちょっと用事があって開始から40分ぐらい観ていったん止めたのですが、前段落で述べたような大きな風呂敷を広げられたその時点での評価は満点近いです。さや氏にも「こんな面白い映画何でyahoo映画の評価(たしか平均3点ぐらい)低いんや。誰が何と言おうとおれはおもしろいと思うよ。」と言ったのですが、終わってみれば人々の評価が正しいとはっきりとわかります。

 ただ、こういう後半明らかに失速する映画は評価がどうしても低くなりますが、前半の風呂敷だけでも見る価値は十分あります。また、少年少女たちの映画を作る様子やちょっとした恋模様の描き方も上手です。主人公の父親が開始早々でヒロインの父親ともめているのですが、ああこれはおそらく主人公の母親の事故に関係あるなと誰でもわかるので、このへんの人物の絡まし方も上手だと思います。結局後半で父親二人は大した理由もなくもめていることが分かり、大した理由もなく和解してしまうんですけど。

 

★6(10点満点)

あの日から、1年が経ちました。

今でも、出先でニュース速報を観た時の衝撃、家に帰って目にした津波の猛威は忘れられません。

 

恐怖と悔しさで眠れない夜はなくなったけれど、あの日あの時から止まったままの時計はあの地にも、多くの人の胸にもまだ存在する。

ひとり歩きしている「絆」や「希望」という言葉に惑わされることなく、たれ流されていく無意味な情報から大切なことを見過ごすことなく、自分の頭で考えて道標を探していかなければいけないのだと思います。

 

『姫神』を聴いています。

東北の美しい風景、澄んだ空気。風の色。光の音。

自然に、あるいは誰かの手によって、汚されてしまったものばかりではないと信じます。

ミレニアム2 火と戯れる女

 

『ミレニアム』3部作の2作目。

1作目を観たのがちょうど1年前なので、なんとなくしか憶えておらず、鑑賞を始めてからメニューの人物相関図へ戻るていたらくでした。

殺人事件の犯人に仕立て上げられてしまったリスベット。はからずもその事件に巻き込まれ、リスベットの潔白を信じ彼女を救おうとするミカエル。謎の組織の殺人鬼、そして黒幕の正体。

次々と紐解かれていく事件の真実と、リスベットの過去。

サスペンスとして、面白いは面白いのですが、前作のようにストーリーに没頭してしまうことはありませんでした。

前作はミカエル&リスベットの探偵コンビ、ふたりの関係の進展、リスベットの秘密と謎めいた魅力・・・などなど、主題の殺人事件の謎解きだけでない面白さがてんこ盛りだったのですが、今回はミカエルとリスベットは別々の場所で行動し、最後まで交わることはありません。また、リスベットも逃亡生活をするせいか、奇抜な服装はなりをひそめ、かつらをかぶりノーメイクがほとんどです。きたえあげられた肉体をさらけだしてのラブシーンや血まみれ泥まみれのアクションシーンは中性的な色気がありましたが、見てくれの魅力という点では劣っていました。ミカエルも後方支援に回ってしまいあまり活躍できず、前作ではそれなりに渋みを感じた中年男だったのに、なぜか今回の裸は加齢臭を感じさせるという・・・。

殺人鬼が無痛症だったというオチは、『無限の住人』の尸良を彷彿とさせました。白髪だし。ちょっとイカニモなキャラだったかなあ。3にも続いて登場するようですが、尸良みたいな最期を迎えるのでしょうか。あれはかなりえげつなかった・・・。

3は2以上に評判がよろしくないようですが、とりあえず結末が気になるので、借りてみることにします。

それにしても、インテリア雑誌やムーミンで良いイメージばかり抱いてしまう北欧にも、やはりアレコレと暗部はあるのだなあと、ちょっと複雑な気持ちになりました。

評価:★★★☆☆

藤子・F・不二雄夫ミュージアムを訪れたその日は、東京・秋葉原で宿泊したのですが、

駅近くに《あたりや食堂》というラーメン屋さんがあったので、行ってみました。

 

看板メニューの「雷々麺」を注文。

「はじめて食べる時は何もトッピングせずに・・・」と注意書きがあったので、そのままでいただきます。

大将からは「よく混ぜて」とアドバイス。

宮崎県発祥の、ラーメンというよりはあんかけ麺のようです。

 

食べた感想はまろやかでおいしい~♪ ピリ辛と書いてあったのですが、気になるほどではありません。

麺はもっちもち。具はひき肉や玉ねぎ、そしてさつま揚げ。

醤油味がきいています。地元のお醤油屋さんのものらしいです。

でもやっぱり味が濃いので、麺だけだと厳しいです; 隣のツレからライスをぶんどります。

ご飯によく合う!

あんかけをご飯にかけた「雷々飯」なるメニューもあります。そしてこれには、オムレツをトッピングするといいらしいです! しかしそれを試すことはおそらくないでしょう・・・関西にも出店しないかな・・・。

 

食べているうちに、周囲のお客さんが続々と出ていきます。そして気づくと我々だけに。あれ? 表の電気も消えている。

閉店時間だったのでした・・・。

それでもイヤな顔ひとつせず、にこにこと応対してくださったご夫婦。とっても雰囲気の良いお店でした。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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