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グレースとサム夫婦はふたりの可愛い娘にも恵まれ、幸せな生活を送っていた。銀行強盗で服役し、出所したばかりサムの弟トミーは家族の厄介者。グレースは彼に好意を持てずにいた。サムが海兵隊員としてアフガニスタンに派遣されてほどなく、彼の訃報がグレースのもとへ届く。悲しみにくれる彼女たちを励ましたのは、トミーだった。サムの代わりとしてグレースと娘たちを支えようとする彼の姿に、グレースも心を動かされていく。
ナタリー・ポートマン、トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホールという、私でも名前を知っているような有名若手俳優の共演。それだけでも見ごたえがありますが、加えて戦地で極限状態を味わった帰還兵の精神の傷、優秀な兄と比較されて卑屈になっていた弟の心の再生。喪失感と戸惑いで揺れる女心、母の愛。優しくて大好きだった父の変わり果てた姿を受け入れられない子どもたち。登場人物ひとりひとりの揺れ動くさまが繊細に描かれていて、感傷のひだに沁み入る作品でした。
ごく普通の家族だったのです。愛にあふれた家庭、無邪気に駆けまわる子ども、息子が誇らしい老いた父、拗ねてやんちゃする次男坊。そんな幸せな家族に陰を落とした非日常が戦争。サムが目にし、その手に味わった地獄。生きのびて祖国に帰り、英雄扱いされても決して生涯消えぬであろう罪悪感。グレースも、トミーも何かを感じ取りながら、踏み込めない。素直で残酷な子どもは、正直な言葉で抉り取る。ぎごちないかつての居場所。錯綜するいくつもの愛。ふりほどかれた手はさまようばかり。
固く結ばれていた糸を容赦なく断ち切り、永遠の闇の中へ突き落とす。戦争は、こんな家族をきっといくつも生み出したのだろうと思う。そして、これからも生み出し続けるのだろう。兵器と狂気の前に、愛はあまりにも無力だ。それでも地獄の中空っぽになった心を埋められるのは、家族の愛しかないのだと思う。枯れ果てた大地に少しずつ水をそそぐように、たとえ何年かかっても。愛の力は、大量破壊兵器よりも無限であると信じたい。
オープニングでの満たされた表情から一転、帰還後のすさんだ目をしたトビー・マグワイアの熱演が印象的でした。『シービスケット』や『スパイダーマン』のイメージしかなかったので、誰だかわからないほどでした。ナタリー・ポートマンは子持ちの母親に見えなかったのは少しマイナスでしたが、それを補ってあまりあるのは長女役の子です。妹ばかりかわいがられると不満を持つお姉ちゃんらしいいじけ方、同調してくれた叔父に甘える姿、変貌した父に反感を持つところ、すべてが作品の質をより高める素晴らしい演技でした。
評価:★★★★☆
天理・智弁学園の甲子園が終わってしまいました。
決勝対決は夢と消え(´;ω;`)
最初に登場した天理は、健大高崎の足にペースをかき乱され、流れをつかめないままどんどん点差が開いていってしまいました。
敵は神村学園、作新にアリと、すっかり舐めきっておりました; 校歌ネタ校と思いきや、普通に強いやん! 足はダメです、足は。だってプロでもイライラしちゃうもん。よく見る風景やもん・・・。
健大高崎はその神村を破り、作新を破った鳴門を破りました。これはちょっとした旋風を巻き起こしそうです。観音寺中央を思い出すなあ。
それにしても、私の知っている天理ではなかったような。鉄壁守備と集中打は世代が代わっても受け継がれていく伝統だと思っていましたが、これでは夏も智弁の牙城を崩すのは難しそうですね・・・。
さて、一方の智弁はというと、期待通り一回戦を突破しました。しかしその際漏れ聞いた貧打の不安的中、二回戦数あるチャンスをものにできず惜敗してしまいました。
青山くんは頑張ったと思います。
勝敗を分けたのは、結局守備力だった気がします。
一点を返した場面、ランナー三塁でライトオーバーの当たりかと思いきや、ライトのナイスキャッチに阻まれました。犠飛にはなりましたが、もしこれが抜けていたら流れは一気に智弁へと傾いたことでしょう。一方智弁はというと、正直、青山-中道バッテリー以外の野手はもっと守備を鍛えなければ甲子園で勝ち抜くには厳しいと思いました。今大会、関東勢の躍進が目立ちますが、ぱっと見の感想では守備力が西日本とは相当の差があります。高校野球においては、打線に破壊力がなくても、堅守と粘り、判断力で勝ちをものにできるのだろうと感じました。
それでも最後の最後で見せ場を作った小野くん。意地と意地とのぶつかり合いは、そこだけでも野球マンガのごとき興奮を堪能できました。関東一の2年生投手、オール直球で勝負を挑んだその度胸にアッパレです。将来が楽しみだ。
青山投手もプロ注目選手としての貫録を見せてくれましたが、夏にはさらにパワーアップした姿を見たいものです。他の選手も守備をもう少し鍛えてね・・・甲子園で、いやその前に夏の予選で打倒智弁をもくろむ天理他各校との激突、期待しています。
そして~。
いよいよ~。
今日から~。
プロ野球、開幕だ~~~!
楽しみ・・・いや、不安・・・いやいや、楽しみ!
とりあえず、最後まで観なければもったいないという気持ちで鑑賞。
途中まで、眠かったデス。
ザラチェンコがあっさりと殺されたのは意外でしたが、その秘密結社のジイサンたちが皆同じに見えて区別がつかなくて、結局誰が誰やらよくわかりませんでした。
病室でトレーニングするリスベット、お待ちかねパンク姿で法廷に現れるリスベット、最後までツンデレのリスベット、などなどヒロインの魅力は全開です。
前作で生き延びた尸良・・・じゃなかった、ニーダーマンとの決着は最後の最後までひっぱられました。ナンデあのガタイで逃亡できるねん、とツッコミたいところではありましたが、そこはリスベットの活躍に免じて目を瞑りましょう。
ミカエルは今作もリスベットとはあまり触れ合うことなく、後方支援に回ります。おかげで、リスベットに真摯に味方する主治医のほうがカッコよく見えます。You、乗り換えちゃいなよ、と言いたくなります。
いや、ミカエルもペンを持つ者として信念を曲げずに戦うんだけれども。それでも日本人としては、その貞操観念にうん? と思うところもあり、やっぱり主治医の方がカッコエエわ、と思いました。
2と3は映画としては少し残念な出来ではありましたが、リスベットというヒロインは一貫して男も女も魅了してしまう人間力がありました。今後も、ミカエルとの関係含めたリスベットの活躍が観たいところではありましたが、原作者がこの作品を書いたあと急逝してしまったということで、この物語はここでおしまい、メデタシメデタシ、の模様です。残念。
評価:★★★☆☆

とある企業の試験に集まった男女8人。試験官はルールの説明後、部屋をあとにする。残ったのは8人と警備員。受験者が問題用紙を裏返すと、それは白紙だった。残り80分。彼らは何とかして「問題」とその「答え」を見つけようとする。
極端に説明の少ない導入部。受験者と同じく「???」が渦巻き、これからどうなるのだろうとワクワクします。
『SAW』や『CUBE』が一世を風靡して、雨後の筍のように制作された密室群像劇。そのどちらとも観ていませんが、設定だけを真似たようなB級作品が多い中、これは比較的良作の部類に入るのかな、と感じました。
いくら年収一億がかかっているとはいえ、そんなに必死にならなくても、と思わなくもありませんが、そこはいちおう、「本当に命がかかっている」状態の人間もいることがわかるので、理屈は合うかなという気はします。
ただ、ラストでとってつけたように試験の趣旨を説明していたとはいえ、いくら何でも非人道的すぎてそこは違和感でした。それぞれ個性ある受験者の中でとりわけ異彩を放っていた人物が企業の回し者であったのは、大方の予測どおりでしたが、そこは『ユージュアル・サスペクツ』のケビン・スペイシーばりの変貌を見せてほしかったところです。
さらに、冒頭で最大の謎をぶちあげている以上、それなりのオチを用意してくれないと困ってしまいます。「問題」の中身には、感心どころかどっと脱力してしまいました。屁理屈をつけようと思えばナンボでもつけられる、ただのトンチクイズです。
ま、ラスト以外は退屈せずに観ることができましたので、まあまあかなと。
評価:★★★☆☆