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同世代のプロ野球選手で活躍している人は、意外に少ないです。
小林宏之(ロッテ)、武田久(日ハム)、浜中治(阪神)、岩村明憲(元ヤクルト)、
くらいでしょうか。
この中で、高校時代甲子園に出場した人はいません。
高校野球オタクだった私が、彼らの名前を知ったのは、
プロに入ってから(しかも最近)です。
私が高校3年だった夏、地元大阪の代表は名門・PL学園でした。
桑田・清原で一世を風靡したのは、昔の話。
マウンドに立っていたのは、桑田のようなエリートではなく、
そのへんにいるやんちゃ坊主のような少年でした。
審判の判定が気に食わずブスッとするわ、
キャッチャーの守備に唇とがらせて文句言うわ、
監督がよこした伝令を無視するわ、
名門校のエースとは思えぬ暴れっぷり。
「こんな高校球児見たことないよ」と、
受験勉強の合間、ラジオを聞きながらゲラゲラ笑っていました。
今でも忘れられない衝撃的なエースだった彼の名は、前川勝彦。
ドラフト1位で近鉄に入り、早くもローテーションの仲間入り。
やんちゃ坊主はそのまんま、
その後阪神に移籍し、ぱっとしないまま再び合併したオリックスへ。
甲子園で活躍したプロ野球選手が少ない78年生の中で、
彼は唯一青春時代を思い出させてくれる存在でした。
その前川が・・・。
やっちゃったよ・・・。
いくら暴れん坊とはいっても、法を犯してはいけません。
模範となる大人として絶対にやってはいけないことですから。
オリックスは、復帰する見込みを示唆したらしいですが、
それもどうかと思いますね。
寛大な心は必要ですが、
最初からそういう姿勢を見せるべきではないでしょう。
不祥事に厳しいご時世、
球団には毅然とした態度を見せてほしかったです。
前川には、青春時代の思い出を汚されたような気がして、がっかりしました。
プロスポーツ選手は、人々に夢を与える存在です。
年棒は、夢を売るかわりの代償でもあると自負してほしい。
清廉潔白であれとは言いませんが、
少なくとも子どもたちの夢を壊すようなことはしてほしくない。
前川にはしっかり罪を償って反省し、
どこかでまた野球という夢を追い、与え続けてほしいと思います。