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ダルビッシュも負けるんですねえ・・・。
それでも1点に抑えたんだから、充分です。
それを超えた山井&岩瀬はもっとスゴイ。
落合監督の采配は物議を醸しそうです。
私は、「ま、しゃあないやろー。優勝目の前やし、山井やし」と思ったんですけど。
降ろされた側の心中を思うと、確かに複雑ですが、
所詮は使われる身ですから。
今日発揮した力を来年も持続させて、二番手一番手を目指せばいいんですよ。
・・・って、他人事のように日本シリーズを観ていたから、言えるんでしょうけど。
ノリの涙にはほろりと来てしまいましたねえ。
この一年、本当に、辛かったんだと思います。
坊主頭にしてフルスイングを捨て、つなぐ野球に徹したプレーぶりは見事でした。
来年出てきたら金髪になっていた、なんてことがないように祈っていますよ。
それにしても日ハム、貧打すぎ!
ここにきて、ボロが出てしまいましたね。ヒルマン監督の最後を飾れなくて残念です。
日ハムの選手は中日に較べて若いし、成長過程です。
もっともっと強くなることでしょう。
さて、来年。
私は、金村の移籍先を応援することになるでしょう・・・。
『ブラッド・ダイヤモンド』
アフリカの小国、シエラレオネが舞台です。
そこではダイヤモンドが産出されるため、利権をめぐって激しい内戦がくり広げられています。
ある日突然家族や友人を失い、住むところを奪われ、子供を拉致される。
そんな明日を一度だって想像したことはないし、これからだってできません。
そしてこれは過去の話ではなく、つい最近同じ空の下で起きていた事態です。
私たちが文学や算数を学んでいる時に、大人の醜い欲望に巻き込まれ、
人をあやめる術を叩きこまれていたその国の子どもたち。
犠牲者というひとことでまとめるにはあまりにも残酷な人生です。
レオナルド・ディカプリオが演じる傭兵は、ダイヤを手に大陸から脱出を目論む醜い大人のひとり。
しかし大きなダイヤの隠し場所を知るソロモンと知り合ったことから、
ふたりのダイヤを目指す道行が始まります。
女性記者との淡い恋、難民キャンプでの家族との再会、少年兵として洗脳された息子の救出など、
ハリウッド的なわかりやすいエピソードをまじえつつ、国の苛烈な現状を描いた胸に迫る作品です。
婚約時に「ダイヤ!」とねだりながらも却下されたので、
「10スウィートダイヤモンドは必ず」と脅迫していた私でしたが、
「ほら、これ観たらもうダイヤなんか欲しくなくなるやろ」と言われ、
まったくそのとおりなので返す言葉もありません。
宝石店の前を通ると胸が痛みます。
評価:★★★★★(4.8)
『となり町戦争』
ある日なにげなく開いた公報に、「隣の町と開戦します」と書かれていたら。
まず本気にはしないでしょうね。
日常はなんにも変わりません。
テレビじゃ野球をやってるし、仕事はいつもと同じようにあるし、道も車も動いてるし。
ただ境界に白線が引かれていたり、どこからともなく戦時訓練の声が聞こえてきたり、
発表される戦死者の数が増えていたり。
あるいは自分が諜報員に指名されたり。
いつの間にかどこか遠くの「となり町」で始まって、
いつの間にかすぐ「となり」に来ている、それが戦争という恐怖。
さまざまな事件がタイムリーに届く情報化が進んだ現代においては、
かえってなにもかもが身近に感じられません。
物価の値上がりは地球の反対側で起きている戦争のせいだと言われても、
実感とは程遠いのが現状です。
その空隙をついた非常に興味深い作品です。
実際、隣町と戦争するなんてありえない。
でも「いかにもありそうだ」と思えるくらいのステレオタイプな町役人。
県庁さんはまたしても「チッ」と思っているかもしれませんが、
作者は公務員らしいですね。こんなふうに書いて大丈夫なんでしょうか。
役に立つのかわからない報告書を書きながら、対策室の美人な女性職員にちょっとドキドキし、
ましてや彼女と偽装とはいえ結婚してひとつ屋根の下で暮らせるなんてことになったら、
独身の30男はもう任務そっちのけ。
でも戦争は日々深刻化し、ついに同僚も銃火に斃れます。
かたちの見えない戦争というものの意味を考えはじめる主人公。
主人公視点で話を追う我々も、当然戦争のありようは見えません。
なんのために、どのように始まり、続いていくのか。
それがかたちを持って姿を現した時、はじめて「なにも変わらない毎日」に変化が起き、
生きていく意味を見出だすのです。
正直、ラストまでかたちはないのではないかと思っていました。
そのほうが言い知れぬ恐怖を持続できたし、
かたちとして現れた瞬間に、何度となく見てきた戦争映画になってしまいました。
しかし、時代や社会が変わっても、変わらないのが戦争であり、人間の姿なのかもしれません。
江口洋介は周囲に振り回されやすい平凡なサラリーマンをうまく演じていました。
ヒロインの原田知世は「歳とったなあ」という感じですが、
役人の地味なスーツスタイルも清楚な新妻のロングスカートも似合っていました。
評価:★★★☆☆
翌日は鎌倉観光。
夜のうちに横浜から藤沢へ移動。「江ノ電に乗りたい!」という理由だけです。
が、次の日も雨! それも尋常でない大雨! 降水確率はなんと100%!
おかげで窓はびしょびしょだし、せっかくの海景色はかすんでるし、
どうしてこうめぐりあわせが悪いのでしょう・・・。
それでも来たからには観光しないともったいないので、計画通り鶴岡八幡宮へ。
私の歴史好きは白虎隊から始まりましたが、本格的にハマったのは源平合戦です。
NHKのドラマ『武蔵坊弁慶』を観たからです。
中村吉右衛門が弁慶、川野太郎が義経を演じていました。
義経はタッキー並みに凛々しい好青年でしたが、佐藤浩市演じる木曾義仲のほうに惚れましたね。
『太平記』でも新田義貞が好きですし、
こういう、「1位でゴールしたのに脇が甘くて気づいたら先を越されている」武芸バカ(←ヒドイ)キャラに惹かれます。
その義仲の息子である清水冠者義高は、頼朝の娘・大姫と政略結婚させられますが、
父が追討されるとまもなく11歳の幼さで殺害されてしまいます。
当時幼女だった大姫はショックのあまり伏せがちになり、結局若くして病死してしまったという、
鎌倉といえば静御前ですが、負けず劣らずの悲恋物語もあります。
その静が、義経への愛を謡った舞殿。
着いた時にはちょうど結婚式が行われていました。
由緒ある神社で愛を誓うのは素敵ですが、こんなお天気ではちょっと残念ですね。
徳川秀忠、織田信忠、武田勝頼、足利義詮・・・二代目というとなんだか影が薄くなりますが、
鎌倉幕府二代目将軍・源頼家が家督を継いでいたのも、ほんの四年ほど。
母である政子と、祖父・北条時政により、失脚させられてしまいます。
義高が討たれた時には娘を思うあまり夫を責めた政子ですが、
夫の功績を守ろうとするあまり、今度は息子を死に追い込んでしまう。
実の母と祖父が我が身を殺す--頼家は、どういう気持ちだったのでしょうね。
代わって三代目将軍となったのが、頼家の弟である実朝。
姉はまつりごとに利用された挙句若くして死に、
兄もまた政治のために殺害され、
運命の糸を巨大な権力に操られながら将軍にまつりあげられた若者は、
歌を詠むことを好み、正室もわざわざ武家ではなく京の公家から選びます。
どこかで自分の運命を悟っていたのでしょうか。
鶴岡八幡宮の大銀杏に身をひそめていた頼家の息子・公暁に暗殺されたのは雪の降りしきる夜でした。
鎌倉の歴史は悲しい歴史でもあります。
私は史跡を訪れると、歴史上の人物の墓参りに行きます。
写真を撮るので「悪シュミ」と言われたこともありますが・・・。
頼朝の墓はガイドブックにも載っていないほど質素な扱いで、
ほかの将軍や執権の墓地も寺の一角にひっそりと建っているようです。
今回もあちこち回ってみるつもりでいたのですが、
なにせこの豪雨ですから、泣く泣くあきらめました。
それでも、むりやり建長寺と円覚寺へ。
舎利殿は外から見るだけでしたが、厳かな雰囲気を湛えていました。
バスに乗るほどでもないと思って歩いたのですが、
容赦なく叩きつける雨は小さな折り畳み傘では防ぎようもなく、
コートはぐっしょり、パンツは変色、鞄の中はびしょぬれ、靴はぐちゃぐちゃ、
電車の時間までは相当ありましたが、すでにグッタリ。
観光シーズンなのに、どこも人が少なかったですね。
おかげでじっくり見られましたからね。ほっほっほ(泣)。
横浜に行ってきました。
初横浜です。
まずは、結婚して横浜に移住した友人に会いに。駅の目の前には慶応大。
「おお! あれが噂のKO! 見学して帰ろうかな♪」とつぶやく私は完全にミーハー。
友達は母親となってもまったく変わらず、かわいらしいままです。
それでも赤ちゃんを抱いてミルクを飲ませる姿は堂に入っていて、ちょっと感動。
一緒に過ごした日々はついこの間のことのようなのに。
思い出話も尽きないところではありますが、お別れしてみなとみらいへ。
外はあいにくのお天気で、ランドマークタワーにも雲がかかっていました。
レトロ建築が好きです。
卒論を書いていた時は、大阪の中之島図書館に毎日通っていました。
もちろん史料のためですが・・・中之島でなかったら、ヤル気が出なかったかもしれません。
結婚式も隣の公会堂で挙げました。
思えばその日も雨で、建物をバックに写真を撮るはずが、できなかったんですよね・・・。
そういうわけなので横浜の雰囲気はとても好きです。
夜は桜木町のレストランで。
いちおう、夜景が見えるはずだったのですが、
予約が前日だったせいか、席が悪くあまり見栄えが良くない。おまけに雨だし。
でもまあ、バースデーケーキを食べられたのでよしとしましょう。
光文社文庫編。
『白馬山荘殺人事件』
マザー・グースって「おもしろ怖い」ですね。
谷川俊太郎訳の詩集を読んだことがありますが、不気味でした。
その詩を扱った殺人事件の謎を解くふたりの女子大生が主人公です。
マザー・グースを使ったミステリは『そして誰もいなくなった』が有名らしいですが(未読)、
こちらもこちらで、なかなか興味深かったです。
とにかくわけがわからない詩ですから、いろんな使い方がありそうです。
『11文字の殺人』
ふつ~のミステリでした。
何度読んでも印象に残らず、犯人も動機も「ふーん」で終わります。
一人称が「あたし」なのが、東野圭吾っぽくなくて変な感じです。
『殺人現場は雲の上』
スチュワーデス(今はこういう言い方はできませんが)が主人公の、かるーいノリの連作です。
本当にフライトの間に読めてしまいそうな、気軽に楽しめる作品です。
でも本当はこんなのん気な仕事ではないような・・・。
この出版社は文庫柄、いかにもミステリな作品ばかりです。
・・・つづく