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『ブルータスの心臓』
完全犯罪殺人リレー・・・というと、本格ミステリぽいですが、
確かに犯人と、アリバイを追求する警察の追いかけっこ的要素はあるものの、
《ロボット》が鍵を握っているあたり、東野色はちゃんと出ています。
ごく初期の理系ミステリは、こんなふうなんですね。
『犯人のいない殺人の夜』
表題作は、読み返してやっと意味がわかりました。バカ?
一話目を飾る『小さな故意の物語』は、いささか切ないですね。
東野作品には、こういう中身の冷酷な女がよく登場しますけれども、
作者は女性不信なんですかね。
『回廊亭殺人事件』
これはちょっとビックリでしたね。
32歳の女が老婆に化けるという設定なんですが、
「ウソだあ」と一蹴した女子高生も、だんだんその年齢に近づいていくにつれ、
「ありかも」と考えてしまいます。
主人公が若さに嫉妬する場面も、身につまされますなあ。
それはともかく、オチも驚きでした。
「やられた!」と額を叩いてしまいます。
・・・つづく
実家に帰った時、母に「私の小さい頃のアルバム、どこにしまった?」と訊くと、
「捨てたよ」の答え。
What!?(; ̄Д ̄)
どうやら、増えに増えた荷物を減らすため、
アルバムの写真を全部パソコンにとりこんでしまったらしいのです。
「ちょっと! なんで勝手にそんなことすんのさ!」と激怒した私。
だってねえ、やっぱり、アルバムを開く行為って特別な感覚があるじゃないですか。
黄ばんで端がほつれて、写真も色あせて、
それでも、カメラを構えた相手の顔まで見えてきそうな、楽しそうな一瞬があったり、
産まれたばかりの時のものには、親の字でコメントが添えてあったり、
器用な姉が折り紙で切り絵を作ってくれたり、
こっぱずかしくて、実家にいる時にはろくに眺めもしなかったけれど、
離れてみたら、時々は思い出してみたいこともあるのです。
なのに、「これ持って帰り」とCD-ROMを渡されたって・・・。
ビデオ録画も満足にできない両親なのに、
なんだか自分がひどくアナログな人間に思えてきました。
お天気に恵まれた文化の日、幼なじみの結婚式に行ってきました。
伯母から借りた着物は、すでに着付時点で「く、ぐるじい・・・」。
これで夕方まで持つかしら? と、不安になりつつ、いつもの三分の一くらいのスピードで会場へ。
もうね、美しいってことは、見る前からわかってたんです。
それなのに、式場で入場してきた彼女の姿を目にするなり、
「だだーっ」と涙が・・・。
歳を取ると涙もろくなるんです。
神父さんの言葉に重なっていた鼻水をすする音は、すみません私です・・・。
問題のスピーチ。
「緊張するよ~」と言っていた友人に、
「ま、なんとかなるって」と受け流していた私ですが、
いざ前に立つと足はブルブル、台本を読んでいるくせに噛んでしまったり。最悪だ。
新郎さんがお勤めのメーカーの製品をもじった「花嫁取扱説明書」だったので、
不快に思われたらどうしようと不安だったのですが、
ウケてくれたみたいで、助かりました。
終わってしまえば気楽なもの、それまで喉を通らなかったお料理をぱくぱく頂いていたら、
新婦がお色直しに出ていってしまいました・・・ああ、ウェディングドレスが _| ̄|○
お色直し後は、ばっちり4ショット写真撮りましたけど。
ラストは恒例の「花嫁からの手紙」。
小さい頃から一緒に遊んできたので、ご両親のこともよく存じ上げているだけに、
家族の強い絆を、ずっと感じてきていました。
だから、喉を詰まらせながら彼女が読む手紙に、
新婦の気持ちと同時にご両親の気持ちにもなって、
またまた涙と鼻水を禁じえませんでした。でも、ここは泣くところだからいいよね・・・。
人の幸せを見るのは、本当に幸せな瞬間です。
人生の最も大切な一瞬を、共有できたことは、
私にとっても一生の宝物となる思い出です。
伝えたいのは、おめでとう以上のありがとう。
↓幸せのおすそわけ
『医龍 Team Medical Dragon2』
前回の話をあらかた忘れてしまったので、最初は「えーっと、誰だっけ?」な人が多かったのですが、
それはそれ、これはこれ。
前回失脚させたはずの院長の復帰で、
つぶれかけの病院に左遷させられた心臓外科医・朝田龍太郎の新たな戦いが始まります。
大塚寧々・高橋一生・佐倉二朗・中村靖日と、濃い俳優陣がゾロゾロ。
もはやフジのドラマに欠かせない存在となった佐倉二朗はもちろんのこと、
『風林火山』で武田の武将、駒井政武を演じる高橋一生と、
『運命じゃない人』の中村靖日は楽しみですね。
外資系投資会社の役員で、病院のオーナーとなる内田有紀は、
もうちょっと年齢を重ねた女優さんでもよかったのかもしれないけれど、
ラストにどういう決着が着くのか、楽しみです。
坂口憲二も、前シリーズの時に較べたら、若干マシになったような気もします。
バラバラになったチームドラゴン、
もう一度結成される日は来るのでしょうか。
それとも、新しいチームになってしまうのでしょうか。
個人的には、水川あさみと阿部サダヲの出番が減って、悲しい。
『歌姫』
高知が好きなので、期待していました。
期待を裏切らず、おもしろかったです!
なのに初回視聴率はなんと1ケタ、今クールのドラマで最低です。
原因は、裏で放送していた『踊る大捜査線』の映画にあったのですが・・・。
終戦直後、記憶を失って高知に流れ着いた青年兵は、
拾ってくれた映画館の住み込み人「四万十太郎」として生まれ変わります。
映画館の娘・鈴とはとてもいい漫才コンビですが、
実は鈴は、太郎への恋心を秘めていました。
ドラマで話される方言は、どれもこれもイライラすることが多いのですが、
この高知弁はとても自然です。(ネイティブスピーカーの感想はわかりませんが)
長瀬智也と相武紗季の気持ちいいやりとり、トボけた映画館の社長とその奥さん、
個性あふれるまわりの人々、
新作公開に胸躍らせる観客、
土佐の緑と広大な海、
なつかしくってあこがれる、そんな世界がぎっしり詰まっています。
太郎の記憶が戻ってからがキーポイントだと思うのですが、
唯一身につけていた懐中時計の針が差すのは8時15分。ちょっと気になる時間ですね。
とにかく、もっと視聴率が伸びてほしいドラマです。