| MENU | MENU | MENU | MENU | MENU | MENU |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

舞台は京都の一角、オリヲン座という映画館。
館主である松蔵とトヨ夫婦のもとに、留吉という少年が住み込むところから、
物語は始まります。
松蔵がこの世を去り、トヨと留吉でオリヲン座を切り盛りすることになりますが、
未亡人と若い技師のふたり暮らしは中傷の的となり、映画館の業績は悪化していきます。
過酷に、それでも静かに、淡々と過ぎていく日々の中、
トヨと留吉の間に流れはじめる、秘めた想い。
しかしオリヲン座を守るため、それを告げることは許されない。
蚊帳の中に飛び交う蛍を見つめながら、そっと手を握り合わせるのが、
唯一の愛の表現でした。
言葉を尽くさずとも、体を重ねずとも、
互いの想いは闇に放たれ光を放ち、
命尽くまで心を彩り続けた、無償の愛。
静謐な行間からノスタルジイがしみじみと沁み渡る、
感慨深い作品でした。
和風の美を漂わせる宮沢りえ、素朴ながら芯の強さを体現した加瀬亮、
ふたりのたたずまいが美しければ美しいほど切なくなりました。
松蔵亡きあとのオリヲン座に入り浸るようになった幼なじみのふたり、
原作ではこちらが主人公のようですが、
後年の祐ちゃんを演じた田口トモロヲが今ひとつで、ちょっとトーンダウン。
複雑な家庭環境に悩む子どものエピソードは少し唐突な感があり、
トヨ・留吉ふたりの交流をもっと観ていたかったです。
昭和30年代の映画館、といえば、ドラマ『歌姫』を思い出しますが、
あちらの映画館も《オリオン座》。同じく閉館するところから話が始まります。
あれもすばらしいラブストーリーでした。もう一度観たくなりました。
評価:★★★★☆(3.5)
<おまけ:ヤスオーのシネマ坊主>
「ALWAYS 三丁目の夕日」よりは格段に落ちるものの、それなりにノスタルジックな雰囲気は出せていて、僕好みの映画のはずなんですが、そんなに出来のいい映画じゃなかったから、そこまで楽しめなかったですね。こういうことを言うとまたさや氏に、「本気で人のことを好きになったことがない心の冷たい人間だから、ラブストーリーを理解できない」と言われそうですが、僕は同じラブストーリーでも「エターナル・サンシャイン」は今まで見た映画でベスト10に入るぐらい好きですし、脚本・演出が優れていれば冷血漢の僕にも何か伝わってくるはずなんです。しかしこの映画は監督も脚本家もダメだから、何も感じるものはなかった。ラストの原田芳雄のスピーチや、婆さんと互いに告白するシーンでは、映画終わったら何しようかなあとか考えてましたから。
トヨと留吉のピュアな恋愛はこの映画の大きなテーマの一つだと思うんですが、僕にはこの二人がどういうふうにお互いを好きになっていったのかがまったくわからなかったですからね。何十年も一つ屋根の下で一緒に住み、必死にオリヲン座を守ってきたトヨと留吉に、普通の夫婦以上の強い絆が生まれるのは当然だと言いたいんでしょうが、この映画はオリヲン座の経営にいかに苦労したかという描写も実に中途半端ですからね。前金なしでフィルムを借りたいと拝み倒す留吉のシーンと、トヨがチンドン屋をするシーンと、二人アンパンを食うシーンぐらいですか。そんなに困った感は伝わらなかったですね。これなら僕も今の仕事を辞めてオリヲン座を守りたいぐらいです。
留吉が笑顔で自分の死んだ旦那の帽子を被っている写真を、トヨが松蔵に見せないシーンもありましたが、これなんか結局何の意味があったのか最後まで明かさないですからね。中途半端に思わせぶりなシーンを入れるなと言いたい。松蔵が特別な思いを持つ作品である「無法松の一生」の使い方も本当にセンスがないし。いくら原作の主人公とはいえ、この映画では存在意義がまったくない離婚しそうな中年夫婦なんかは別に出さなくていいから、何か一つでも伝えたいことをきちんと描けよと思いますね。完全にダレてきた後半に比べ序盤はけっこう見れたから、松蔵を殺さずに、ずっと三人でオリヲン座を守るみたいなシンプルなストーリーの方がなんぼかマシでしょう。オッサンに受けたいから「ALWAYS 三丁目の夕日」みたいな作品にもしたいし、映画マニアに受けたいから「ニュー・シネマ・パラダイス」みたいな作品にもしたいし、女に受けたいからラブストーリーにもしたいし、というのはこの映画の監督や脚本家の才能では無理です。
宮沢りえはなかなかいい役者になりましたね。ただ、この人はやはり痩せすぎてて見ててどこかかわいそうになってくるし、女性としての魅力もないです。せめてあと5キロ太ればきっといい女優になると思うんですが。 加瀬亮もこのぐらいの年齢の俳優の中ではやはり上手な方だなと思いました。主役二人の演技がまともなところがこの映画の唯一褒めれるところですね。
評価:★2/(★5で満点)
『Tomorrow -陽はまたのぼる-』
今期に限らず、初回だけ観てやめるというドラマはいくつかありますが、
この作品も、俳優陣が違っていたら、間違いなくその仲間入りでした。
地域で大事故発生・病院の職員あるいはその身内が倒れる・でも奇跡的に助かる、
どーして3か月も同じパターンのくり返しなのか。
しかも医療ドラマなのに、肝心の手術シーンがほとんど出てこない。
「生きろ! 生きろ!」て医者が言ってたら助かるのかよ。
ラストはきれいにまとめましたが、根本的な解決にはなっていないようですね。
現在進行形で続く問題ですから、簡単に結論を出すわけにはいかないのかもしれませんが、
本当に深刻な医療問題にさらされている地域の方々は、どう感じたのでしょうね。
『白と黒』
緊迫感のあった前半は良かったのですが、
後半に入ってからは展開がダラダラしていた割に、
唐突に事件が起きるので(しかも同じパターン)ついていけませんでした。
最後の1週間は、
月 火 水 木 金
( ゚д゚) ( ゚д゚) ( ゚д゚) ( ゚д゚) (||l ゚ д ゚) ・・・という感じでした。
いやはや、前作にも驚きましたが、今回もあれはあれでブッ飛んでいましたね。
見どころといえば、主役の女優さんがおそらく同じタイプなのかして、
冬シーズンの服装ばかりしていたので、チェックした程度でしょうか。
結局のところ、誰が白で誰が黒なのか、もーどーでもよくなってました。
唯一気になるのは路子さんにプロポーズしてあえなく追い返された仲本工事の行方。

森の中、草花にかこまれて歌をうたい、動物とともに暮らす少女。
窮地を救ってくれたのは、夢にまで見た王子様。
もちろんひと目で恋に落ちたふたり、
白いドレスに包まれて、花嫁となるはずだったその日、
王位を奪われることをおそれた悪い女王様の罠に嵌り、
プリンセスは魔法の泉の中へ・・・。
と、まあ、ここまでなら、よくあるおとぎ話。
幼い頃にあこがれたフリフリドレスも白馬に乗った王子様も、
今となっては押入れの奥の埃だらけの箱の中。
あくせく働いて、ちょっと恋愛したと思えば離婚することもあるし、
たとえまた心動くことがあってももちろん出会ったその日に婚約するわけではなく、
あくまで理性に守られた中でつつましく関係を築いていくのが現実なのです。
そんな世界におとぎ話のプリンセスがやってきたら・・・というこのお話。
大都会NYで迷子になったジゼルを拾ってくれたのは男やもめの弁護士とその娘。
人間言葉を話す小鳥もリスも存在するはずがなく、
彼女の歌に惹かれて集まるのは、鼠や鳩や羽虫やGから始まるアレ、
歌とダンスに合わせて一宿のお礼に家じゅうのお掃除。
幼い娘のモーガンはまだまだ夢見ていたい年頃、突然現れたプリンセスに興味しんしん。
理性のカタマリのような男ロバートは、現実では破天荒でしかないジゼルの行動に辟易しますが、
彼女の不思議な魅力に徐々に惹かれていきます。
さてプリンセスを追った王子様や女王様の手下、はたまた女王様自身もやってきて、
NYはしっちゃかめっちゃか。
魔法の存在する国にはなかった、強い激情。
魔法の存在しない国での、幻想的な夢の時間。
現実世界で暮らした数日の間に「デート」や「怒りの感情」を憶えたジゼルは、
王子様の目覚めのキスも効かないくらいの「魔法」にかけられてしまいました。
一方、ロバートと結婚するはずだった理知的でキャリアウーマンのナンシーも、
現実世界では聞きようもない甘い言葉の「魔法」にかけられてしまいます。
男も女も、動かされるのは誰かを想う恋心。
たとえ世界は違っても、見つめあう目と目が通じれば、「魔法」はこちらにも存在するのです。
2時間魔法にかけられて、オトナ向けの楽しい飛び出す絵本を観ているようでした。
ちょっと老けたプリンセスも、イノッチみたいな王子様も、想像よりはるかに「現実的」でしたが、
それがNYで違和感なく身近に感じられたので、良かったかもしれません。
女王様一派は絵本そのままでしたけど。
そういえば吹替の女王様役が『花衣夢衣』の母親役の人でした。さすが毒婦・・・。
評価:★★★★☆
<おまけ:ヤスオーのシネマ坊主>
僕は「白雪姫」だの「シンデレラ」だののディズニーアニメには生まれてこのかたまったく関心がないので、おそらくこの映画は今までのディズニー作品をパロディ化しているんでしょうが、そういう観点ではまったく興味がありません。しかし、普通に面白かったですね。おとぎ話の部分との対比を際立たせるために、もうちょっとニューヨークの世界を汚く描いてほしかったんですが、そのへんはディズニーの譲れないところなんでしょうね。公園でみんなが踊り出すシーンなんかは、うざったくてずっとタバコ吸ってましたから。ただでさえ僕はミュージカルが大嫌いですし。しかし、アニメと実写の融合にきちんと意味があるところは良いと思いますね。この手法自体は全然目新しくないですが、「ラン・ローラ・ラン」のように、今まで僕が見た映画ではただ単に映像にメリハリをつけるためだけにアニメ部分を入れてる作品が多かったように思えます。
主役のジゼルを演じていた女優も、最初登場したときには、「何でこんな顔も大して良くない年増の女をプリンセス役で使うんや!どうせこんな映画女子供しか見んし、行き遅れのOLが感情移入しやすいようにあえてババアをキャスティングしたんやろ!」とかなりキレていましたが、不思議なことに、この女優は見れば見るほど魅力的に見えてきますね。僕は今まで、女性の容姿を形容するのに使う「かわいい」は、「不細工な子を傷つけないための言葉」と思ってきましたが、 彼女みたいな女性を「かわいい」と言うんですね。表情が豊かで、愛嬌があって、一緒にいたらこっちまで明るくなるような、まさにこの役にぴったりの女優だと思います。だから弁護士がジゼルを見捨てないストーリー展開にも説得力があります。
ニューヨークで魅力的に映るのはバカ王子よりエリート弁護士なのは当然だから、ジゼルが男を鞍替えするのもごく自然です。最初はえらいド派手なドレスを着ていたジゼルが、最後の舞踏会のシーンでえらい地味なドレスを着てるのが面白かったですね。アホみたいなカッコをしている現実主義者の弁護士との対比もあるんでしょうが、おとぎ話の世界を捨て、ニューヨークで生きていこうというジゼルの意思はこんなドレスを選ぶ時点で明らかでしょう。
というわけでこの映画は設定はバカバカしいんですが、登場人物の行動に無理がないから、オッサンの僕でも全然違和感なく楽しめますね。ラストはちょっと大団円すぎましたが。ストーリーにはあまり関係ないですが、しゃべれなくなったリスのボディランゲージはかなり面白かったです。
評価:★4/(★5で満点)
雨の日は好きでした。
体育が中止になるから・・・ではなく、
学校から帰ってのーんびり、
お菓子とジュースを2階に運んで、読書に没頭するのが好きでした。
雷が聞こえてもへっちゃら。
台風で休校になろうものなら、朝から大喜び。
しかし大学生の時、1限のため朝5時半起きで登校したにもかかわらず、
始業前に警報が出て休講になった時がありました。
たまにマジメに来ればこの有様。また2時間かけて帰りましたよ・・・。半日返せ。
大人になってなにが悲しいって、
雨が降ろうが槍が降ろうが(?)、会社に行かなくてはいけないことですね。
しかも、雨が降ったら山越えする電車が確実に遅れるので・・・。
さて今日も朝から雨。幸い、休日。
掃除も終わった、ドラマも観た、やることはなにもない。
そうだ、漫画喫茶行こう♪
家計簿ノートを買いに本屋さんへ行ったら、
同じ棚に並んでいたこんなものを一緒に買ってしまいました。
「人生日記」いわゆる、自分史。
高校の授業で一度、自分史を作りました。
体裁は自由で、写真をベタベタ貼ったり詩を入れたり、
それはそれで意義あるものだったけれど、
いかんせん恥ずかしくて読み返せませんね。
指示事項として、「10年後の私から」という文章を入れなくてはいけなかったのですが、
おかしくないですか。普通は「10年後の私へ」でしょう。
なぜ10年後の自分になりきって今の私へメッセージを送るのかいな、と、
疑問に思いつつ書いたわけですが、
その10年後もとっくに過ぎてしまいました・・・。
この人生日誌、生まれた時から100歳までの思い出をはじめ、
通院記録や保険や遺産の備忘録(・・・)まで、
人生のすべてを書きこめるようになっています。
ほそぼそ書いている日記は残せないけれど、
人に誇れるような人生は送れないかもしれませんが、
私が死んだ時、
ああこんなやつのこんなちっぽけな人生でも、
それでも生きるために生きてきたのだなあと、
誰かに思ってもらえるような、
道を遺せればいいなあと思います。