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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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この3連休はパ・リーグCS観戦予定・・・という人も多かったのではないかと思いますが、

その最終日は暇になってしまいましたね。

 

うーん、オリックスの勢いはどこに行ってしまったのでしょう。

Aクラスというまさかの順位、果ては一時首位も狙える位置にいただけに、

注目されることに慣れていない選手たちが緊張してしまったのかもしれませんね。

まるで草野球でも楽しむかのようにのびのびしていた選手たちが、

終盤はあきらかに委縮していました。

とはいえ、2連敗はアンマリな。

ダルで落とすのは仕方ないにしても、

小松を回避したことが、逆に選手たちにプレッシャーを与えてしまったのでしょうか。

短期決戦に慣れっこの日ハムはさすがの試合巧者でした。

西武との第2ステージが楽しみですね。

「いや、たぶん勝てる」と我が家の西武ファンは自信満々ですが、

最終戦までもつれこむような熱戦を期待しています。

 

それにしても、トンマは在阪球団の特徴なのでしょうかね。

最大13.5ゲーム差をはね返された阪神といい・・・。

あれだけの戦力を備えた巨人が2位に終わるなんてありえないわけで、

選手、むろん岡田監督を誰も責めることはできないはずなのですが、

阪神の意気消沈ぶりがあまりにもロコツで情けない。

たぶん中日に負けますよ、イヤマジで。

 

阪神ファンになった今年は、今までよりもずっとプロ野球を楽しめました。

阪神ファンが人生を謳歌している(ように見える)理由がよくわかりました。

でも来年も同じ阪神を応援しているかどうかはわかりません。

だって・・・金村いつまでたっても出てこないし・・・出てきても勝てへんし・・・(・ε・`*)

せめて1勝くらいしてほしかったよ。

 

楽天・永井はハワイに武者修行。逞しくなって帰ってこいよー。

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《Rin' 源氏物語千年紀記念 「京都・宇治灯り絵巻」 at 宇治川舞台舟》

苦節(?)5年、やっとやっとこの日がやってまいりました。

トンネルコンサート、ファンイベントと涙をのんできただけに、「三度目の正直!」は朝から気もそぞろ。

心配していたお天気も回復、いざ宇治へ。

 

舞台は宇治川の真中に設置された舟の上。こちらも屋形舟で近づきます。

川の上は寒いだろうとストールを持っていきましたがそれでも寒かった。

 

まだあかるい内からイベント開始。

第一部は、平安時代の衣装を纏った語り部が能管の音にのせて、「浮舟」の章を語るものでした。

お声が柔らかくてとても聴きやすかった・・・のですが、

途中で舟が動き出し、舞台のまわりで大きく旋回!

風に負けて聞こえない節もありました。ちょっと残念。

能管の方はサービス精神旺盛で、渡し舟を待つ間もずっと吹き続けておられました。

能管って、音が渋くてカッコイイです。

それはさておき、Rin'の演奏中もクルクル回られたらどうしようかと不安になりましたが、

我らが「Rin'関係者」舟は、舞台の真ん前に固定! ありがとう船頭さん!(←関係ないだろうけど)

 

良い具合に陽も暮れて、舞台が光に浮かびあがります。

渡し舟に凛と立つ源氏ノスタルジーの衣装の3人が、いよいよ舞台へ。

この時点で感激のあまりすでに泣きそうだったワタクシ。

『GENJI』の初音が鳴った瞬間に、全身に震えが走りました。

川面も揺らすかのごとく管絃が朗々と響き渡ります。

このライブで聴けると思っていなかった1stアルバム曲『時空』『幸魂』、

Tomocaさんの尺八に酔いしれました。

楽器紹介も兼ねたChieさんの『天華』。あの逞しい十七絃からどうしてこんなやさしい音が出るのでしょう。

舞い散る桜が見えた気がした『花吹雪』。Manaさんの滑らかな左手を凝視してしまいました。

3人のオリジナルアレンジによる『さくら』『ふるさと』には、

なんの気なしに眺めていた聴衆も惹きつけられたのではないでしょうか。

しみじみと虫の音も興を添えます。

一転『雅』の鮮やかなRin'サウンド。続いて琵琶唄と地唄と現代音楽との見事な融合『飛鳥』。

近づく終演を惜しみながら『道心』。白鷺が舞い降りたかのような筝の羽ばたき。

ラストを飾る一曲はやはり『紫のゆかり、ふたたび』。

いったん光を消された舞台でしたが、どこからともなくアンコールの手拍子が!

フリーライブでは異例なのではないでしょうか。

いつの間にか、川べり全体がRin'に魅了されていたのですね。

そしてもう一度舞台に戻り、『GENJI』を披露してくれました。

Tomocaさんの尺八ソロは圧倒! 自然と拍手が湧き起こりました。

横を向いたりうしろを向いたり、心配りはさすがですね。

もっともっとアレもコレも、聴きたい曲はたくさんあり、

ファンにとっては1時間では物足りない思いもありましたが、

これで無料はもったいないクオリティ!

新たなRin'ファンも増えたのではないでしょうか。

 

舟を降りたあとにはサイン会がありました。

はじめて御三方を間近に拝して、

「はわわわ、美しかったり細かったりラジバンダリー!」(←激しく動揺)

お礼を申し上げたいこともたくさんあったのに、結局100分の1も伝えられませんでした・・・。

末端冷え性の指先でスミマセン。

それにしても、あの可憐な姿のどこにあんなパワーが潜んでいるのでしょう。

 

ひと晩たっても興奮がおさまりません。

次にRin'が関西に来てくださるのはいつの日か・・・。

どうか、これが最初で最後になりませんように・・・(●>ω<●)

 

LIVE祭り次回は・・・スピッツ♪(たぶん)

さて、さんざん時間をつぶしたのは、

19時から京都会館で開演する『THE WINDS OF GOD』の観劇のためでした。

金曜だからかもしれませんが、19時開始はちとツライですね。

家に帰ったら23時半でしたよ・・・。

 

まあ、それでも苦にならないくらいのお芝居です。

2年前幕を下ろしたはずのこのお芝居ですが、今回は20周年記念で再演となりました。

20年間ほとんど手を加えられることなく、

ひとつひとつの台詞を言えるくらいに憶えてしまった脚本ですが、

感動は色褪せることはありません。

 

つい先日も、特攻隊を基地で見送った女学生《なでしこ隊》のドラマを放送していました。

戦争の記憶も実感も遠ざかり、

争いのない世を祈ることはもはや「空想平和主義」と罵られるまでになってしまいましたが、

平和を思うことがなぜ悪いのでしょうね。

20年前には考えられなかったようなことが次々に起こり、

「もはや戦前」と今井さんが懸念する時代になってしまいましたが、

死を迎えるまでを懸命に生き抜いた彼らは決して特別な人間ではなかったこと、

今の私たちと何ら変わりのない若者であったこと、

その日々を途絶えさせる権利など誰にもあろうはずがないこと、

与えられた命を尊いと思うこと、

あたりまえのことに感謝すること。

忘れかけようとしている本当に大切な思いを圧倒的な迫力でしらしめてくれる舞台です。

帰り道、派手なカッコの男の子がふたり、

「やべえ、めっちゃ感動した」「俺うるうるきてた」と話しながら去っていく姿に、

少しあたたかい気持ちになりました。

なぜかいつもより年配のお客さんが多いように感じましたが、

メッセージはどんな年代の人にも届いたでしょう。

今井さんや他キャストの方も、年齢的なものでしょうか、

年々パワーが落ちていくように感じますが、

ぜひ次世代に引き継いででも続けていってほしいと思います。

 

今井さんが撮影した映画版WINDSは、マスコミではなんちゃ話題にものぼっていませんが、

アメリカ・ペンシルバニア州の映画祭外国語部門の最優秀賞を受賞しました。

アカデミー賞三部門制覇を夢見る今井さんの、偉大な第一歩。

これからもずっと応援していきます。

京都へ行ってきました。

秋晴れのすがすがしい日でしたが、3連休前とあって、人出はさほどでもありません。

今日のコンセプトは「ご褒美」。自分で自分への誕生日プレゼントですね。

 

ランチは祇園! なんて贅沢!

《豆寅》というお店です。

お庭の見えるカウンター席が素敵。

ほっこりおばんざい御膳(最安値)。

小皿でも大満足のお味、おなかいっぱいです。

 

もちろん、別腹アリ。

行列のできる《都路里》も、さすがに今日は待たずに入れる・・・のですが、

今日はセレブリティに花見小路の《甘味処 楽楽》へ。

和ドルチェ松花堂セットは、4種のデザートが楽しめます。

ティラミスには小豆が、ガトーショコラには栗が入っていて、和洋折衷。

セットのコーヒーもガラス容器で出てきました。持ちにくかったけど;雰囲気ということで。

 

ほんとーにおなかが苦しいので、八坂神社から円山公園を散歩。

暑いくらいのお天気、修学旅行生の制服も半そでです。

 

のんびりしていたらお茶の時間。

公園内の《長楽館》でティータイム。

館内も隅々までリッチな雰囲気です。

アフタヌーンティーは別室で楽しめるよう。いつかいただいてみたいです。

 

岡崎まで歩いてまだ時間があったので、インクラインまで行ってみました。

琵琶湖の水を運ぶため明治期に作られた輸送水路です。

台車に載せられた舟が坂を登る様子を、当時の人々は弁当片手に見物に来たといいますが、

その名残はなくひっそりと線路が残るのみ。

桜の時期のスタンドバイミーもよさそうです。

 

それでもまだ時間があったので、平安神宮の近くの《LA VOITURE》へ。

タルトタタンが有名なお店です。

お茶と読書だけでは物足りず、つい注文してしまいました・・・。

コレ、本当においしいです!

りんごが柔らかくて、甘酸っぱくて、でもくどくなくて。

他のお客さんも、次々お持ち帰りしていました。私もしたかったなあ・・・。

次はクルミのタルトにも挑戦してみたいと思います。

20世紀初頭、アメリカの石油王の物語です。

石油王というと、

白亜の豪邸で妾をはべらせ美酒美食に囲まれる贅沢三昧の生活を思い浮かべてしまうのですが、

主人公のダニエル=プレインビューはちょいと違います。

一介の山師であった彼が石油の世界に足を踏み入れ、

富と支配欲の権化と化す過程は、

台詞のない背景に響き渡る不協和音に象徴されています。

順調に行くはずだった彼の計画の前に立ちはだかったのは、イーライという青年。

教会で神を語る彼もまた、慾にまみれた俗物に過ぎず、

長い確執の終焉は、

大地から染み出る石油のごとく、手を黒く汚し、

大地から噴き上げる炎のごとく、すてを焼きつくした果ての喪失。

家族のいないダニエルが唯一愛情の限りを尽くしたのは息子のH・W。

しかし油井の事故で聴力を失ってから、親子の間に溝ができ始めます。

イーライの妹である心やさしいメアリーは、友達のために手話をともに習い、

成長したふたりは結ばれますが、その頃にはダニエルとの距離は決定的となり、

独立しようとする息子に向かい、ダニエルは「おまえは拾い子だ」と容赦ない言葉を浴びせます。

その言葉は事実なのだろうか。

成功すればするほど汚れていくダニエルは黒、

H・Wは彼がいつも飲ませていたヤギのミルクのごとき白。

自分は決して戻れない世界にいる息子に、ダニエルは男として嫉妬していたのではなかろうかと。

そしてまた一方で、彼がこちらの世界に来てしまうことを危惧したのではないだろうかと。

自分の手に入れられなかった家族と幸せを築いてほしかったのではないだろうかと。

でもよくよく見れば粗筋に「孤児を拾って」と書いてありました・・・。

ダニエルはやはり心底の黒だったのでしょうか。

少し足をひきずりながら、療養先から帰ってきた息子のもとへ駆けていく彼の姿からは、

身を引き裂かれそうな孤独と闘う哀しみしか感じられなかったのです。

真実はどこにあるのか、善悪は誰が決めるのか。

最初から最後まで語らない映画でした。

評価:★★★☆(3.5)

 

 

<おまけ:ヤスオーのシネマ坊主>

 

 この映画のタイトルの「THERE WILL BE BLOOD」なんですが、最初っから父親と息子がコンビで出ていたから僕はてっきり「BLOOD」は「血のつながり」を意味するのかと思っていました。しかしラストまで見ていると普通に「血」ともとれるし、さらに「石油」に掛けているようにもとれます。タイトルからしてなかなか意味が深い映画です。中身も、演出・脚本・演技・音楽・映像・編集のすべてにおいてかなり気合が入っています。ここまで骨太な作品はなかなかないですよ。

 今回の映画のさや氏のレビューはかなり優れているので、僕はあんまり書くことないんですけど、さや氏の言うように、主人公のプレインビューは、オープニングの一人採掘で友情を信じていないことはすぐさまわかりますが、息子として育てていたH・Wへの愛情はあったと思いますね。決して取引相手の警戒心を解くためだけに育てていたわけじゃないと思いますよ。最初の方の、プレインビューと息子が電車に乗っているシーンで、まだ言葉もしゃべれない幼い息子がプレインビューの髭をいじくっているシーンがあるんですが、この時のプレインビューの温かい笑顔に嘘はなかったですからね。

 ただ、彼は成功への欲望とそれに向かっていくエネルギーがものすごかっただけなんですよ。そもそもアメリカのような資本主義社会で成功するためには、他人なんか信用していたらだめだし、それどころか自分より下に蹴落としていかなければならないですからね。「血と骨」という映画でビートだけしが演じた在日の成り上がりのオッサンもそうでした。だから別に彼の行動は単純に悪とは言い切れないし、資本主義社会なんだから仕方ないじゃないかと思えます。そしてこの映画にはプレインビューと対立する、イーライといううさんくさい牧師も出るんですが、彼は「信仰」というきれいごとに身を包んでいるものの間違いなくプレインビューと同じ欲にまみれた人間です。しかし彼も表向きは宗教によって地域の住民に救いを与えており、悪人どころか社会に必要な人間じゃないかとも思えます。

 こう言うとこの映画がアメリカ資本主義や宗教を批判している映画のようですが、そんな単純なものでもないです。やはり描いているのは人間だと思います。それも善悪では推し量れない、人間が生きていくうえでの性(さが)のようなものを描いています。観た後はすごく重たい気分になるんですけど、いつまでも心に残る映画だと思いますよ。ただ、気になるところがいくつかあって、まず「ポール」と「イーライ」の区別はもうちょっと分かりやすくしてほしかったですね。同じ役者に演じさせたらダメでしょう。僕はこれラストまで「イーライ」が「ポール」になりすましていると誤解していましたから。あと、これはさや氏と同意見なんですが、H・Wが本当の息子ではないという描写もしっかりとしてほしかったです。

評価:★4/(★5で満点)

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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