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文庫本です。想像をかきたてるタイトルと、メルヘンチックなあらすじにはそぐわないぶ厚さに惹かれて買いました。
ある国のある村、プラネタリウムに置き去りにされたふたご。
星にちなんでテンペル・タットルと名付けられたふたりの少年の、数奇な運命を描いています。
お話は、まるで外国の童話のような世界観で進みますが、
ところどころに決してメルヘンにはない暗さを見せます。
現実世界で感じるような、不信や裏切り、
華やかな世界の裏側にある見てはいけない闇、
未来への希望と諦め、強さの裏返しの弱さ、許される嘘。
ふわふわしたタッチの背に隠したナイフで、グサリと胸を突き刺します。
かなりの厚さながら、ラストまで一気に読みました。
なんとなく予想していた展開ながら、最後は涙が止まりませんでした。
夜明けの空、消えていく星、あふれだす光を感じました。
ひさびさの、これはと思える一冊です。
去年、奈良の山奥にあるプラネタリウムに行きました。
月の明るい夜で、残念ながら星空は仰げませんでしたが、
天体観測館から見た木星は、マーブル模様でとてもかわいかったです。
いつか土星の輪っかを見てみたいなあ。
帰り道、ついつい立ち寄ってしまう本屋。
入ると、なにかしら買いたくなってしまうから、鬼門です。
8月に買ったまま、ずーっとほったらかしにしていた、
『功名が辻』(司馬遼太郎)
ようやく2巻まで進んだので、3巻を買いました。
大河ドラマも観ているけれど、原作には原作の、ドラマにはドラマの魅力があると思います。
原作の千代は夫の出世を一途に願う賢女。
ドラマの千代は夫への愛情がまっすぐに出ていて、愛らしい。
一豊は・・・同じ感じですね。凡庸で生真面目。
ただ、やはり公共放送では浮気を肯定できなかったらしい。
当時の感覚からいって、厳密には浮気ではないんですけども、
やはり一豊隆也には愛欲におぼれてほしくない! ので正解。
この本は通勤専用。
家では別の本を読みます。
現在手にかけているのは、『百舌』シリーズ(逢坂剛)。
学生の頃から大好きで、もう4、5回は読んでいるかも。
基本的にサスペンスなので、結末を知っているからハラハラドキドキはないですけれども、
それでも読んでしまうのです。
逢坂剛の小説は、ハードボイルドと言われるけれど、
出てくる人物は皆、恋に対してオクテで繊細です。
『百舌』シリーズの主役を張る三人は、30~50代の《大人》たち。
なのに、相手のちょっとした台詞や行動で、
胸がきゅっとなったり、動揺してしまったりする恋心は、
幾つになってもかわらないのかもと10代の自分は考えたものです。
シリーズ途中で明らかになった三角関係は、
ひとりが死んだことで、最終的に残りふたりが結ばれる結果がついてしまい、
ちょっと残念。
ちなみに逢坂剛を読み始めると時間を忘れてしまうので、バスタイムに読むと危険です。
湯船につかったまま最後まで一気読みしてしまい、
あがった瞬間にクラ~っとくることもしばしば。