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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『JOKER ジョーカー 許されざる捜査官』

最初はややゆっくりめの展開でしたが、後半からは怒濤の謎解きの嵐でした。

真犯人は、キャスト的にアレしかないだろーというところでしたが、クセ者俳優の演技合戦が楽しめたので、まあよしです。

鹿賀丈史は最終回のおいしいとこどりでしたなあ。

錦戸亮くんは、もしかして演技派俳優なのではという気がしてきました。今回もちょっと陰のある若者を好演していました。将来が楽しみです。

来週は特別編だそうですが、もしかして続編もある・・・のかなあ・・・。

 

『逃亡弁護士』

上のドラマと反して、序盤はスリルがあっておもしろかったのが、後半一気に失速。一話完結での法律解決話は良かったのですが、そのストーリーのインパクトが強すぎて、肝心の真犯人やら最後の黒幕やら、なんだかわけがわからなくなってしまいました(退屈すぎて半分寝ながら観ていたせいもあるが)。

真船をミスリードのポジションに置いているのはわかりきっていたのですが、怪演がすぎていきなりイイ人に変身したようにしか見えません。五十嵐と蓮光路の変貌ぶりもしかり。達者すぎる脇役も問題ですなあ。

たぶん原作は良いと思うので、作り方ひとつでもう少しいいドラマになったのではないかと思います。残念。漫画を読むことにします。

最終回の裁判長が裁判長に見えなくて困りました。私の中で中村靖日はもうゲゲゲの中森さん以外のなにものでもありません。

 

同じ曜日の連続した時間帯で司法や警察を扱ったのは、偶然なのでしょうか。罪を犯しながら司法のもとに裁けない者、罪を犯していないのに裁かれてしまう者。表裏一体のテーマで興味深かったです。ますます、人の心と法律という相容れない両者が混在してしまう社会が、わからなくなってきました。

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