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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)

1995年も、私の人生の中では折り返し地点となりました。

その日にしか思いださなくなりつつあった、阪神淡路大震災。

今年はよりいっそう、鎮魂の祈りを強くする日となりました。

 

・・・が、ワイドショーとはいえトップニュースが芸能人の離婚問題って・・・。

ローカル以外では、そんなものなのかな。

3.11も、17年後にはこんな扱いを受けるのでしょうか。

もちろん、大切なのは個人個人の心のありようなのでしょうけれども。

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さて、『平家物語』に挫折しそうになった頃観た映画のおかげで、最近の読書タイムは、角川ソフィア文庫『源氏物語』なわけですが。

ようやっと雨夜の品定めまでたどりつきました(ってまだ二話・・・)。

まー、男が寄り集まってだらだらと、女について好き勝手くっちゃべっているこのくだり、

指を食われただのニンニク臭い女だの、どーでもえーから早く源氏の話してよ、と読み始めた頃はここでまず退屈になったわけです。

しかし改めて読んでみると、この男どもの女性論、不思議と今の男の理想像とあまり変わらないのかも。

「おっとりとかわいらしい女を妻にしたい、しつけ甲斐もあるだろうから」と言ったそばから「でも自分のことも夫の世話のこともなんでもできないと困る」「浮気されてもあからさまに嫉妬せず匂わす程度に」「仕事の愚痴も聞いてくれる人がいい」など、なんつー自分勝手なと思うのですが、当時の女房たちも、「キーッ、そんな都合のいい女いるわけないでしょうが!」などとツッコミを入れたのでしょうか。

 

とまれ、人生の先輩方の体験談を睡眠学習した源氏は、さっそく「中の品」なる女に手を出すわけですが、空蝉の恋はするりとその手を滑りぬけてしまいます。はじめて描かれた愛のささやきが実らないというのは、これものちのちの満たされぬ人生の暗示だったのかと思うと非常に皮肉な話です。というわけで、このくだりがお話の核を握っていることに20年目にしてようやく気づきました。

 

作者の恋愛観を最初にぶちあげておいてから、それに基づいて恋愛ハンターとして動いていく源氏。退屈だった「雨夜の品定め」ですが、ようやく重要性を感じながら話を読み進めていくことができました。

はじめて聞いた時は、「仏舎利・・・の仲間? いずれにしろシャリシャリしてそー」などとボケた感想を抱いたこの言葉、世間ではおなじみのようです。

要するに、「よけいなものは捨てらなアカン」ということだそうですが。

 

幼い頃から私はだらしない娘で、ほったらかしの汚部屋に親からは怒られてばかりでした。どうして姉妹でこうも違うのかと思うほど、良く言えばキレイ好きでつまりは神経質な姉の部屋と、良く言えばおおらかでつまりはいいかげんな私の部屋は壁一枚を隔てて別世界。

が、そのうるさい母も、捨てることは苦手。実家に帰ると、なぜ二人暮らしなのにこうもものがあふれ返るのかと満杯の押し入れに呆れかえるのは毎度のこと。

私は逆に、捨てることは得意です。

大掃除の日には、アレもコレも、いらないと思うものはぽいぽいごみ袋に放りこんでいくので、横で見ている母はびっくり、「えーっ、それも捨てるの? その服まだ着れるでしょ、いらんのやったらちょうだい!」。「それがあかんのやろ」と説教すると「せやなー」と納得しつつ古着を懐にしまいます。

が、その母もついに時流に乗り断捨離を決意した模様。ところが趣味のものを溜め込むどころかほっちらかした上に勝手に触ると怒り狂う父がいるので、決行には相当時間がかかりそうです。

 

今は、賃貸住まいで収納が少ないということもありますが、極力ものは増やさないようにしています。とくに、服。

昔と違って成長もしないし、着ようと思えば昔の服も着ることができますが、やはり流行に乗って買ったものはあとあと着づらい。トシもトシなので、20代前半の服を着ると浮きまくる。逡巡は不要、バシッと捨てました。中には学生時代に購入して愛着のあった服もありましたが、さすがに10年選手はどうかと・・・。よく頑張った。

それでも、捨てにくいのは一張羅。いわゆる、およばれ服。

普段に着ることができない分、クオリティを保っているのがアダとなります。これもまた、10年選手なのだが・・・どうしたものか・・・。

 

我が家の男子も片づけに興味のない人間ですが、これはどさくさにまぎれて処分するのが常です(例:ゲームに夢中になっている背後から「この服まだ着る? もういらんよな、うん捨てよう」)。もっと捨てたいものは部屋の一角をたくさん占めている趣味モノのたぐいですが、父と一緒で、男の趣向には手が出せません。難しいものです。これが一戸建てなら、ガレージの隅とかに追いやるのですが。

『開拓者たち』

ドキュメンタリードラマと銘打っているだけあって、経験者たちの談話を挟みつつ、実話のごとく展開していきます。

満島ひかりや新井浩文、石田卓也など、テレビより映画で活躍している俳優を多用しているせいか、迫力はドラマの枠を超えています。

敗戦後、満州に残っていた日本人の過酷な逃避行は『大地の子』でも描かれていましたが、私の祖父母も満州からの引き揚げ体験者です(開拓団ではありませんが)。幼い母や乳飲み子の叔母など、多くの子を抱え、祖母はドラマのごとく男装して顔に土を塗り、ソ連軍に脅えながら、ひたすらに引き揚げ船を待ったそうです。その時のことを、祖父母が話すことはありませんでした。思い出すのも辛く苦しい過去だったのでしょう。ただ、本棚に分厚い満州の写真集がひっそりと置かれていたことを憶えています。結局、祖父母が大陸の土を踏むことは二度とありませんでしたが、ふたりはどんな思いでかつて生活を送っていたその風景を眺めていたのか、今はもう知る由もありません。

俳優たちの熱演と硬質な脚本・演出のおかげで、ただ感傷を誘うだけではない胸に迫るドラマになっています。どうして地上波で放送しないのか、もったいなく残念でなりません。

脇役では芦名星の熱演が光っているように思います(夕顔はさっぱりだったのに・・・)。綾野剛も最近NHKづいていますが、『セカンドバージン』『カーネーション』とはまた違った表情で、多彩なのだなあと思わされます。

 

『平清盛』

視聴率が悪いだとか画面が汚いだとか、いろいろと物議をかもしているようですが・・・。

初回を観る限り、まあまあかなと。やりたいことははっきりしているようですし。去年が去年だったというのもあるような気もしますが・・・テイストは、近年ではイチオシの『風林火山』に似ているような気がします。

まえだまえだ(弟)が上手くて驚きました。兄より上手いかも。

未登場の松ケンに期待するのはもちろんですが、豪華脇役陣、色ボケジジイの伊東四朗とヘタレ三上博史の対比ぶり、後宮の女たちの争いなど、楽しみな見どころが満載です。源平合戦より前のこの時代の知識があまりないので、予習をせねば。結局『平家物語』も脱落してもーたし;;

ただ頼朝のナレーションはちょっと脱力します。普通にアナウンサーか、せめて年配の俳優を使ってほしかった・・・。

 

買ってしまった。

身体に悪そうなものを・・・。

健康・・・お守りが・・・。

怒っている・・・。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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