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真実の行方
エドワード・ノートンが好きか嫌いかで評価が変わる映画
監督/グレゴリー・ホブリット
出演/リチャード・ギア、ローラ・リニー、ジョン・マホーニー
(1996年・米)
真冬のシカゴで起きた大司教惨殺事件。犯人として逮捕されたのは、現場から血まみれで逃走した彼の侍者、アーロンでした。マスコミに注目され華々しく活躍する主人公の弁護士マーティンは、事件の話題性から売名を考え、彼の弁護を無償で引き受けることにします。アーロンにとって大司教は路頭に迷っていた彼を拾ってくれた父親同然の人なのですが、マーティンは、アーロンが大司教に性行為を強要されていたことを知ります。そのことを自分に話してくれなかったアーロンをマーティンが責め立てると、アーロンの様子は急変、マーティンに襲いかかってきます。そんな時、アーロンの精神分析を担当していた女医から、彼が二重人格という鑑定結果が出ます。
話はそれなりに面白いです。途中は、「また二重人格ものかよ。もうエエで。」と思っていましたが、ラストに近づいたところで突然すごい展開になりました。これはびっくりしましたね。まったく予想していませんでした。タイトルだけ見ると手堅い作りの映画っぽいんですが、決してそうではありません。
しかしこの映画のタイトルはダメですね。ジョディ・フォスターの「告発の行方」にそっくりですし。もうちょっと手にとってみたくなるようなタイトルにしてほしいです。内容とタイトルはこれ以上ないぐらい合っているんですけどね。
そもそもこの映画は真実が何なのかをはっきりとさせていませんから。驚かされたラストも、違った解釈をしようと思えば出来ます。登場人物の善悪も結局分からないままですね。ラストの展開で度肝を抜かれて頭が働かなくなりましたが、後からよく考えたらなかなか奥の深い映画です。
あと、酔っぱらった主人公のマーティンがバーで記者に言ったことを考えると、彼が以後どういう人生を歩んだのかということもすごく気になりますね。
そういうわけでこの映画は、それなりによく出来ていると思うので、普通に考えたら採点は★6か7ぐらいだと思います。僕は法廷ものを見るといつも中盤ダルくなるのですが、この映画はそういうことはなかったですし、テンポもいいんでしょう。
しかし実際の僕の評価は★3です。この大きなマイナスは単純に僕の好き嫌いで、たしか「ファイト・クラブ」の時にも言いましたが、アーロン役のエドワード・ノートンが好きじゃないからです。彼はこの映画ではかなりおいしい役をもらっていますから、この映画の評価はエドワード・ノートンが好きか嫌いかでかなり左右されると思いますよ。
クレジットの順番から考えて、こんなにいい役をもらっているとは思いませんでしたからね。演技力が評価されやすい、俳優としての地位を格段に上げることのできる役柄です。そんで実際に評価され、今の位置にいるんでしょう。しかし僕はこの人の過剰な演技は好きになれないですね。
<真実の行方 解説>
大司教惨殺事件で逮捕されたのは、彼の侍者のアーロンという青年だった。売名家と呼ばれている弁護士マーティンは、事件の話題性から無償での弁護を申し出た。あどけないアーロンの表情を使ったマーティンの作戦も、明らかにされていく宅地開発に絡む大司教への恨みや“悪魔払い”の名のもとにビデオに収められた醜聞も、元恋人の検事ジャネットによって次々と提出される物的証拠の前にはなす術が無かった。そんな時、アーロンの精神分析を担当したアーリントン女医がつかんだ事実とは……。
エターナル・サンシャイン
自分の一番大切な物が「思い出」の僕は感動しました。
監督/ミシェル・ゴンドリー
出演/ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、
キルスティン・ダンスト
(2004年・米)
ジョエルという主人公の青年は、ケンカ別れの状態になっている恋人のクレメンタインが勤める本屋に行きましたが、あまりにもよそよそしい対応をとられました。あろうことか彼女は、別の男となれなれしくキスまでしていました。絶望に打ちひしがれたジョエルは、友人の話により、クレメンタインがラクーナ社という会社で自分についての記憶を消したということを知ります。そして彼は、自分もクレメンタインについての記憶を消すことを決意します。
この映画は設定はちょっと変わっていますが、一応ラブストーリーなんでしょう。しかし「タイタニック」みたいな単純なメロドラマと違って、時間軸をぐちゃぐちゃにした捻りのある構成の映画なので、ストーリーを追うことにも集中しないといけないですから、見終わった後すごく感動してワンワン泣くとかはないです。ただ、見ている間は何とも言えないしめつけられるような切なさが胸の奥の方に引っかかってきます。そして、見終わった後は静かな感動がいつまでもさめません。非常に印象に残る映画です。
この映画は、ラクーナ社による主人公のジョエルから元恋人クレメンタインについての記憶を消す作業の過程で、ジョエルの頭の中の世界でクレメンタインとの思い出が消えていく様子を中心に描いているんですが、その世界には自分が彼女についての記憶を消そうとしていることをしっかりと認識しているジョエルがいます。当たり前のことですが、彼の思い出の中には消すには惜しい幸せだった頃の宝物のようなものもあります。彼は思い出が消えていくことがだんだん辛くなってきて、ついには記憶を消す作業をやめるよう自分の頭の中の世界で叫びますが、その声はラクーナ社の連中の耳には届きません。
自分の記憶が消されていくことに必死になって抵抗しているジョエルの姿に対しては、「バカだなあ。別れるだけならともかく、思い出まで消そうとかしょうもないことするからやってから後悔するんや。」と思うのが普通かもしれないですが、不思議とそうは思わなかったですね。僕は普段から自分の一番大切なものは「思い出」だと周りに豪語している人間なので、思い出が消されていくという悲しさはすごく分かるし、とにかくジョエルが哀れで仕方なかったです。
色々な思い出が次々に映し出されながら消えていくので、その時々の2人の仲良さそうな姿と、現在の2人の状況やジョエルの思いが対比され、描写がより切ないものになっていきます。この2人は現実世界ではお互いについての記憶すら消す選択をした2人ですからね。ジョエルの記憶を消す作業が終われば、まったくの赤の他人になるわけじゃないですか。だからこそ、思い出の世界でジョエルとクレメンタインが何げない会話をしているだけで、どうしようもなく痛々しくて、いちいち感動してしまいました。
この2人を演じている役者の演技も良かったです。ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットですね。どちらの役者もこの映画を見る前から好きなのですが、さらに株が上がりました。特にケイト・ウィンスレットの、ジョエルの頭の中の世界でのクレメンタインの演技は良かったですね。けっこう難しいと思いますよ。ただ、ラクーナ社の人間を演じているキルスティン・ダンストは、おいしい役のはずなのに、全然印象に残りませんでした。この人が売れてることについて、僕だけでなく多くの人、特に男性は、不思議に思っていると思います。
あと、この映画は映像も素晴らしいです。特殊な世界を描いているだけあって映像は全体的に一風変わったムードで、見ごたえのある映像はたくさんあるんですが、間違いなく一番いいシーンはジョエルとクレメンタインが手を繋ぎながら氷の上に横たわって、空を見上げるシーンです。これを見ただけでこの映画を見て良かったなと思えるシーンですね。
点数は満点です。ラクーナ社の人間のエピソードが、キルスティン・ダンストのせいもあってかイマイチインパクトがなかったんですが、ジョエルとクレメンタインの話だけで十分満足できるいい映画ですね。自分の一番大切なものが「思い出」の僕だからこそ、特に感動したのかもしれませんけど。
<エターナル・サンシャイン 解説>
『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』の脚本家、チャーリー・カウフマンの最新作。監督は『ヒューマンネイチュア』のミシェル・ゴンドリー。お互いを忘れるために記憶除去手術を受けるカップルに、『マスク』のジム・キャリーと『タイタニック』のケイト・ウィンスレット。交錯する時間軸のヒントとなるケイト演じるクレメンタインの髪の色は要チェック。
ジョエル(ジム・キャリー)は、別れた恋人・クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が自分との思い出を消すために記憶除去手術を受けたことを知り、自分もその手術を試すが……。
NHKであさのあつこ原作『バッテリー』が放送されていますが、
野球を題材にしたドラマでおもしろかった試しがなく、
ましてやメンタル面の動きが主である話ですから、
どうせつまらんだろうと思い観ていませんでした。
が、イントロダクションを読んでびっくり。
主人公の同級生の女の子が、「尺八愛好家」という設定になっているではありませんか!
原作ではなんてことはない普通の女子中学生だったので、
何らかのアレンジを加えるのはわかるのですが、
な、なぜに「尺八」!?
このセレクトはどういうつもりなのか、NHK!?
スタッフロールにちゃんと「尺八指導」とあるように、
演じる女の子も、がんばって練習しているらしいです。
いやー、驚きですねえ。
問題は、その子が「あまり冴えない風貌(を装っている)」ってことですかね。
いかにも「古風な趣味を持っている変わった子」じゃないですか。
たぶん視聴者の中には、同世代の子どもたちもたくさんいるのだから、
イメージを植えつけないでほしいなあ。
若くて美しい女性尺八演奏家もいらっしゃるのに。
ドラマは観ていないからわからないけれど、
「普通の子が普通に」尺八を吹いているのならいいのですが。
次回の放送はチェックしてみようと思います。
スピッツ全国ツアー、後半スケジュール発表!
11月2・3日、《ZEPP OSAKA》2DAYS~~~ヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノ
チケットを取れるかどうかは別としまして、
とりあえず心は秋のさざなみです。
心配は、10月以降の予定がまったくわからないところだなあ・・・。
確実に2日は仕事だろうけど。
『花衣夢衣』
せっかく録画機器を買ったのだし、噂の昼ドラも観てみたいわあ・・・と考えていた矢先、
Rin'が音楽を担当するというので、さっそくセットしてみました。
昼ドラといえば、『愛の嵐』など三部作を観たことがあるくらいですが、
(たぶん小学生だったな・・・)
いや~、現代はすごいことになっていますねえ!
昼食の片づけを終えて、ちょっとまったりしながらにはちょうどいいかもしれませんが、
仕事から帰ってきて疲れた体で観るものではありませんね(笑)
登場人物の演技はド下手ですけど、
都合の良すぎる展開とベタベタなセリフまわしに、どうでも良くなってきました。
ハッとする場面での邦楽器の効果音には思わず笑ってしまいます。
どーゆー使い方やねん。バカ殿か!
今のところ、物語の展開や雰囲気とBGMがしっくりきていないような気がしないでもないですが、
今後、邦楽器の良さが伝わるよう、加賀友禅の場面に期待をしましょう。
それにしても、30分は、踏み台昇降運動にちょうどいい時間です。
ちょっとハマりそう。